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「三日月と星」がモチーフに使われるようになった由来って? トルコの歴史から
三日月と星がセットでモチーフになっている商品は多くありますが、これはもともと中東文化の象徴的コンビネーションと考えます。 イスラム諸国の国旗や建築、日常的な物品にも取り入れられており、長い歴史と文化的な意義を持っているのです。 三日月と星のコンビの由来を中東文化やトルコの歴史からひも解いて、かんたんに紹介していきます。 コンビの起源と歴史的背景 三日月と星のモチーフが中東文化において広く使用されるようになった背景には長い歴史が影響しています。 古くは15世紀ごろ、オスマン帝国(1299年〜1922年)においてシンボルとして取り入れられ始め、それから関係する各地域で親しまれるようになりました。 オスマン帝国は長期的かつ広範囲にわたって影響力を持っていたため、このシンボルはその支配領域で自然と文化的アイデンティティの一部になっていったのです。 トルコ国旗とその由来 トルコ国旗は赤地に白い三日月と星が描かれたデザインが特徴的です。 この国旗のデザインには複数の伝説や解釈が存在しますが、オスマン帝国時代の逸話が多く、現在の国旗デザインのルーツになったようです。 トルコ国旗に使われている赤色は勇気や犠牲を象徴し、白い三日月と星は各行事の日どりや道しるべに使われたことから未来への希望や進歩を表すとされます。 こうした象徴は長い歴史を通じてトルコ文化に深く根付いたものでしょう。 三日月は イスラム文化において再生や新たな始まりを連想させます。イスラム暦において月の満ち欠けが重要な意味を持ち、ラマダン(断食)や祝日(イード)などの行事は月の変化に基づいて決められます。 このため三日月は信仰と日常生活において重要な意味を持っているのです。 星は 砂漠地帯での夜間の移動や生活において重要視され、古くから「導き」の存在です。 夜空の星は信頼できる道しるべであり、その位置や明るさは進むべき方向を示す手がかりとして役立ってきました。 こうした文化的背景から、星は「希望」や「未来」を象徴するモチーフとして認識されるようになり、中東地域のデザインにも取り入れられています。 デザインにおける役割 中東文化において三日月と星は建築、衣服、陶器、ジュエリーなど、さまざまな場面でモチーフとして表現されます。 アラベスク模様やイスラム幾何学模様、アラビア文字のカリグラフィと並行して用いられ、美しい・かわいいデザインとなるのです。 特に建築物ではモスクのドームや尖塔の上に三日月が配置されるなど、周囲の風景にも調和するシンボルとして機能します。 月と星のトレイ ダイニングテーブルでまとめる × 飾る...
「三日月と星」がモチーフに使われるようになった由来って? トルコの歴史から
三日月と星がセットでモチーフになっている商品は多くありますが、これはもともと中東文化の象徴的コンビネーションと考えます。 イスラム諸国の国旗や建築、日常的な物品にも取り入れられており、長い歴史と文化的な意義を持っているのです。 三日月と星のコンビの由来を中東文化やトルコの歴史からひも解いて、かんたんに紹介していきます。 コンビの起源と歴史的背景 三日月と星のモチーフが中東文化において広く使用されるようになった背景には長い歴史が影響しています。 古くは15世紀ごろ、オスマン帝国(1299年〜1922年)においてシンボルとして取り入れられ始め、それから関係する各地域で親しまれるようになりました。 オスマン帝国は長期的かつ広範囲にわたって影響力を持っていたため、このシンボルはその支配領域で自然と文化的アイデンティティの一部になっていったのです。 トルコ国旗とその由来 トルコ国旗は赤地に白い三日月と星が描かれたデザインが特徴的です。 この国旗のデザインには複数の伝説や解釈が存在しますが、オスマン帝国時代の逸話が多く、現在の国旗デザインのルーツになったようです。 トルコ国旗に使われている赤色は勇気や犠牲を象徴し、白い三日月と星は各行事の日どりや道しるべに使われたことから未来への希望や進歩を表すとされます。 こうした象徴は長い歴史を通じてトルコ文化に深く根付いたものでしょう。 三日月は イスラム文化において再生や新たな始まりを連想させます。イスラム暦において月の満ち欠けが重要な意味を持ち、ラマダン(断食)や祝日(イード)などの行事は月の変化に基づいて決められます。 このため三日月は信仰と日常生活において重要な意味を持っているのです。 星は 砂漠地帯での夜間の移動や生活において重要視され、古くから「導き」の存在です。 夜空の星は信頼できる道しるべであり、その位置や明るさは進むべき方向を示す手がかりとして役立ってきました。 こうした文化的背景から、星は「希望」や「未来」を象徴するモチーフとして認識されるようになり、中東地域のデザインにも取り入れられています。 デザインにおける役割 中東文化において三日月と星は建築、衣服、陶器、ジュエリーなど、さまざまな場面でモチーフとして表現されます。 アラベスク模様やイスラム幾何学模様、アラビア文字のカリグラフィと並行して用いられ、美しい・かわいいデザインとなるのです。 特に建築物ではモスクのドームや尖塔の上に三日月が配置されるなど、周囲の風景にも調和するシンボルとして機能します。 月と星のトレイ ダイニングテーブルでまとめる × 飾る...
砂漠で生きるラクダの特徴をひとこと解説~ヒトとの適応力の違い
英語でCamel(キャメル)、「砂漠の船」として知られるラクダは世界の中でもユニークな特長をもつ生き物のひとつです。 特に中東で重要な役割を果たしてきたこの動物は、その適応能力と文化的な存在感から、多くの人々の関心を引き続け共存しています。 この記事では、らくだの生態や文化的な価値、そしてあまり知られていないであろう事を簡単にひとこと解説してきます。 らくだの魅力 ラクダは乾燥した砂漠地帯で何世紀にもわたり生き延びてきた砂漠の象徴的な動物です。 厳しい環境で繁栄し続けてきたラクダはさまざまな特性を持ち合わせていますが、その本当の姿はあまり知られていないのではないでしょうか。 らくだの置き物小物入れ アクセサリー飾る×まとめる小物入れ 種類と砂漠適応力 ラクダは砂漠での耐久力で知られる生き物ですが、主に2つの種に分類されます。 ヒトコブラクダ 主に中東とアフリカに生息し、コブが1つです。フタコブラクダに比べると軽快で速く動けるので砂地の移動に適しています。コブは脂肪の貯蔵庫として機能し、長期間の食物不足をしのぐ助けとなります。 フタコブラクダ フタコブラクダは中央アジアに生息し、2つのコブを持っています。寒冷地により適応しており、より重厚な体つきと厚い毛皮が特徴です。これにより年間の温度差が50度以上にもなるゴビ砂漠やタクラマカン砂漠などの厳しい気候の中でも生き抜くことができます。 近年は絶滅危惧種に指定されており、保護活動が進められています。 砂漠適応力 ラクダの驚異的な水分保持能力はよく知られていますが、それだけではありません。ラクダの足は2本指で肉球のような分厚いパッドが柔らかく、砂地を歩く際に体重を分散させて歩きやすいスタイルになっています。 長いまつげで砂嵐から目を守り、広がる鼻孔は必要に応じて閉じることができます。 さらに、ラクダは気候に合わせて体温を変動させることで発汗を最小限に抑えることが可能です。 中東文化におけるらくだの役割 ラクダは何世紀にもわたり中東の生活と文化に欠かせない存在でした。彼らの役割は単なる移動手段にとどまりません。 ベドウィンの生活 かつての遊牧民であるベドウィンは砂漠の過酷な環境をラクダとともに生き抜いてきました。ラクダは移動手段だけでなく、食料(肉や乳)、衣類(毛皮)、そして家畜用の皮革製品など、生活のあらゆる面で役立てられていました。ベドウィンにとってラクダは富と地位の象徴でもあり、婚礼の際の贈り物や祭りの装飾に使われることもありました。 ミルクと肉 ラクダのミルクは複数の研究によって病気の治療効果をもつ可能性があるとされています。ラクダの乳製品はバターやチーズなどにも加工されることがあり、特に乾燥地帯では貴重な食料源とされています。ラクダの肉は祝祭や特別な行事で提供されることもあり、食文化にも深く根付いているのです。 ...
砂漠で生きるラクダの特徴をひとこと解説~ヒトとの適応力の違い
英語でCamel(キャメル)、「砂漠の船」として知られるラクダは世界の中でもユニークな特長をもつ生き物のひとつです。 特に中東で重要な役割を果たしてきたこの動物は、その適応能力と文化的な存在感から、多くの人々の関心を引き続け共存しています。 この記事では、らくだの生態や文化的な価値、そしてあまり知られていないであろう事を簡単にひとこと解説してきます。 らくだの魅力 ラクダは乾燥した砂漠地帯で何世紀にもわたり生き延びてきた砂漠の象徴的な動物です。 厳しい環境で繁栄し続けてきたラクダはさまざまな特性を持ち合わせていますが、その本当の姿はあまり知られていないのではないでしょうか。 らくだの置き物小物入れ アクセサリー飾る×まとめる小物入れ 種類と砂漠適応力 ラクダは砂漠での耐久力で知られる生き物ですが、主に2つの種に分類されます。 ヒトコブラクダ 主に中東とアフリカに生息し、コブが1つです。フタコブラクダに比べると軽快で速く動けるので砂地の移動に適しています。コブは脂肪の貯蔵庫として機能し、長期間の食物不足をしのぐ助けとなります。 フタコブラクダ フタコブラクダは中央アジアに生息し、2つのコブを持っています。寒冷地により適応しており、より重厚な体つきと厚い毛皮が特徴です。これにより年間の温度差が50度以上にもなるゴビ砂漠やタクラマカン砂漠などの厳しい気候の中でも生き抜くことができます。 近年は絶滅危惧種に指定されており、保護活動が進められています。 砂漠適応力 ラクダの驚異的な水分保持能力はよく知られていますが、それだけではありません。ラクダの足は2本指で肉球のような分厚いパッドが柔らかく、砂地を歩く際に体重を分散させて歩きやすいスタイルになっています。 長いまつげで砂嵐から目を守り、広がる鼻孔は必要に応じて閉じることができます。 さらに、ラクダは気候に合わせて体温を変動させることで発汗を最小限に抑えることが可能です。 中東文化におけるらくだの役割 ラクダは何世紀にもわたり中東の生活と文化に欠かせない存在でした。彼らの役割は単なる移動手段にとどまりません。 ベドウィンの生活 かつての遊牧民であるベドウィンは砂漠の過酷な環境をラクダとともに生き抜いてきました。ラクダは移動手段だけでなく、食料(肉や乳)、衣類(毛皮)、そして家畜用の皮革製品など、生活のあらゆる面で役立てられていました。ベドウィンにとってラクダは富と地位の象徴でもあり、婚礼の際の贈り物や祭りの装飾に使われることもありました。 ミルクと肉 ラクダのミルクは複数の研究によって病気の治療効果をもつ可能性があるとされています。ラクダの乳製品はバターやチーズなどにも加工されることがあり、特に乾燥地帯では貴重な食料源とされています。ラクダの肉は祝祭や特別な行事で提供されることもあり、食文化にも深く根付いているのです。 ...
東京ジャーミイで海外気分|モスク初訪問を安心して楽しむ方法と見学ガイド
異文化や馴染みのない新しい場所を探索することが好きな人にとって、イスラム教のモスクである「東京ジャーミイ」は一度は訪れてほしい場所です。 東京ジャーミイは東京・渋谷エリアにある日本最大級のモスクであり、その壮麗な建築はオスマン帝国時代もイメージさせてくれます。 この記事では初めての方でも安心して見学できるように、訪問前に知っておくと役立つ情報をわかりやすくお伝えします。 ◆東京ジャーミイとは? 東京ジャーミイは20世紀初頭にロシア革命から逃れてきたトルコ系移民によって建設されました。その後、知る人ぞ知る文化的かつ宗教的なランドマークとなっています。 寄木細工の豪華な扉を入っていくと、異国情緒あふれる空間が広がり、海外にいるかのような気持ちになります。 イスラムの幾何学模様やトルコ職人技術が織り成す美しい内装が特長で信徒でなくてもその美しさを楽しめる場所であり、訪れる人々は誰でも歓迎されます。 ◆アクセス方法 東京ジャーミイは東京メトロ千代田線または小田急線の「代々木上原駅」から徒歩5分ほどの静かな住宅街にあります。特別な駐車スペースはないので、車よりも公共交通機関の利用をお勧めします。 ◆見学時間と入場情報 一般見学は予約不要で入場無料で自由に出入りが可能です。土日祝日の昼過ぎには日本語ガイド付きツアーが定期開催されます。 ●見学可能時間:毎日10~18時に開館されています (金曜日のみ14:30~18:00) 平日の午前から午後早めの時間帯が特にオススメ。 ●入場料:無料 ●注意事項:金曜日は集団礼拝が行われるため見学に制限があります (礼拝中は1階の扉が閉められるなど) ◆見学時のマナーとルール 東京ジャーミイは広く開放されていますが、あくまでも宗教施設であるため訪問時には基本的なルールを守ることが大切です。 詳しくは公式サイトで確認してください。 ●服装:肌の露出を控えた服装を心掛けましょう。 夏場でもショートパンツ・ミニスカート・タンクトップ・キャミソール等は避けましょう。 特に女性は礼拝場に入る際にスカーフを着用する必要がありますので、持参するか礼拝場入り口で貸し出されているものを頭に着けましょう。 ●撮影:スマートホンによる個人的な撮影は可能ですが、往訪者のプライバシーへの配慮し、礼拝中の撮影は控えましょう。 動画撮影は禁止となっています。 写真をSNSやWebに公開する場合は事前に許可が必要です。 ●礼拝時間中:見学中に礼拝が始まった場合は静かに見学し、必要以上に歩き回ることを控えましょう。 ◆見学時の見どころ 建物の正面入り口から入ると受付と小さな展示ホールがあり、イスラム文化やモスクの歴史について触れることができます。 待合室にも各所に目を奪われるインテリアや装飾品が多いです。 訪れた際には、待合室の天井にも目を向けていただきたい。...
東京ジャーミイで海外気分|モスク初訪問を安心して楽しむ方法と見学ガイド
異文化や馴染みのない新しい場所を探索することが好きな人にとって、イスラム教のモスクである「東京ジャーミイ」は一度は訪れてほしい場所です。 東京ジャーミイは東京・渋谷エリアにある日本最大級のモスクであり、その壮麗な建築はオスマン帝国時代もイメージさせてくれます。 この記事では初めての方でも安心して見学できるように、訪問前に知っておくと役立つ情報をわかりやすくお伝えします。 ◆東京ジャーミイとは? 東京ジャーミイは20世紀初頭にロシア革命から逃れてきたトルコ系移民によって建設されました。その後、知る人ぞ知る文化的かつ宗教的なランドマークとなっています。 寄木細工の豪華な扉を入っていくと、異国情緒あふれる空間が広がり、海外にいるかのような気持ちになります。 イスラムの幾何学模様やトルコ職人技術が織り成す美しい内装が特長で信徒でなくてもその美しさを楽しめる場所であり、訪れる人々は誰でも歓迎されます。 ◆アクセス方法 東京ジャーミイは東京メトロ千代田線または小田急線の「代々木上原駅」から徒歩5分ほどの静かな住宅街にあります。特別な駐車スペースはないので、車よりも公共交通機関の利用をお勧めします。 ◆見学時間と入場情報 一般見学は予約不要で入場無料で自由に出入りが可能です。土日祝日の昼過ぎには日本語ガイド付きツアーが定期開催されます。 ●見学可能時間:毎日10~18時に開館されています (金曜日のみ14:30~18:00) 平日の午前から午後早めの時間帯が特にオススメ。 ●入場料:無料 ●注意事項:金曜日は集団礼拝が行われるため見学に制限があります (礼拝中は1階の扉が閉められるなど) ◆見学時のマナーとルール 東京ジャーミイは広く開放されていますが、あくまでも宗教施設であるため訪問時には基本的なルールを守ることが大切です。 詳しくは公式サイトで確認してください。 ●服装:肌の露出を控えた服装を心掛けましょう。 夏場でもショートパンツ・ミニスカート・タンクトップ・キャミソール等は避けましょう。 特に女性は礼拝場に入る際にスカーフを着用する必要がありますので、持参するか礼拝場入り口で貸し出されているものを頭に着けましょう。 ●撮影:スマートホンによる個人的な撮影は可能ですが、往訪者のプライバシーへの配慮し、礼拝中の撮影は控えましょう。 動画撮影は禁止となっています。 写真をSNSやWebに公開する場合は事前に許可が必要です。 ●礼拝時間中:見学中に礼拝が始まった場合は静かに見学し、必要以上に歩き回ることを控えましょう。 ◆見学時の見どころ 建物の正面入り口から入ると受付と小さな展示ホールがあり、イスラム文化やモスクの歴史について触れることができます。 待合室にも各所に目を奪われるインテリアや装飾品が多いです。 訪れた際には、待合室の天井にも目を向けていただきたい。...
第6回アルアル書道作品展:個性的で表現方法が多彩なアラビア書道・カリグラフィーの世界
2024年10月8日から13日まで、川崎のアートガーデンかわさきで開催されている「第6回アルアル書道作品展」で商品を販売させていただきました。この作品展はアラビア、ペルシア、モンゴル、そしてハングルの書道作品が多く展示され、多様な文化の美を体験できるものです。 特にアラビア書道においては、日本アラビア書道協会の講師が指導する各地域の教室の生徒さま方の作品が多く展示されていました。 クッションカバー アラビアカリグラフィレバノン産ハンドメイド その数は90点ほどだったそうですが、中でも中東現地を含め世界的に認められている本田孝一先生の作品は大迫力! 開催概要 会期:2024年10月8日(火)~10月13日(日)場所:アートガーデンかわさき(タワーリバークビル3F、JR川崎駅直結)HP:日本アラビア書道協会 見どころ 1. 多彩なカリグラフィー作品 アラビア文字の太くも滑らかで繊細な曲線、「どう書いているのか?」と想像するだけでも見るポイントが複数生まれます。作者さんが作品にする文章を選んだ理由、カリグラフィのデザインの形、額を含めた全体の表現の内容など、想像が膨らみます。 許可を頂きましたので作者のお名前を出さないように注意しつつ一部をご紹介します。 トキをモチーフに こちらの作品の細かさにも驚きました。日本アラビア書道協会で講師もされる山岡先生も描き方が分からず、作者の方にも秘密にされているそうです笑 通常は紙面上でカリグラフィを表現するアラビア書道ですが、立体表現にチャレンジされている作品がこちら。 正解は分かりませんが、想像を広げるするだけで見るポイントが増え、見るたびに新しい視点や疑問が湧いてきたことさえありました。 刺繍ペンケース ポーチ アラビックカリグラフィヨルダン製ハンドメイド 2. イベント&体験コーナー アラビア書道の体験ブースや自分の名前をアラビア書道で書いてもらえたり、ヘナタトゥーの体験コーナーもありました。 異国文化に触れるだけでなく、体験を通じてより深い理解を得られる機会です。 3. 物販ブースでのお買い物...
第6回アルアル書道作品展:個性的で表現方法が多彩なアラビア書道・カリグラフィーの世界
2024年10月8日から13日まで、川崎のアートガーデンかわさきで開催されている「第6回アルアル書道作品展」で商品を販売させていただきました。この作品展はアラビア、ペルシア、モンゴル、そしてハングルの書道作品が多く展示され、多様な文化の美を体験できるものです。 特にアラビア書道においては、日本アラビア書道協会の講師が指導する各地域の教室の生徒さま方の作品が多く展示されていました。 クッションカバー アラビアカリグラフィレバノン産ハンドメイド その数は90点ほどだったそうですが、中でも中東現地を含め世界的に認められている本田孝一先生の作品は大迫力! 開催概要 会期:2024年10月8日(火)~10月13日(日)場所:アートガーデンかわさき(タワーリバークビル3F、JR川崎駅直結)HP:日本アラビア書道協会 見どころ 1. 多彩なカリグラフィー作品 アラビア文字の太くも滑らかで繊細な曲線、「どう書いているのか?」と想像するだけでも見るポイントが複数生まれます。作者さんが作品にする文章を選んだ理由、カリグラフィのデザインの形、額を含めた全体の表現の内容など、想像が膨らみます。 許可を頂きましたので作者のお名前を出さないように注意しつつ一部をご紹介します。 トキをモチーフに こちらの作品の細かさにも驚きました。日本アラビア書道協会で講師もされる山岡先生も描き方が分からず、作者の方にも秘密にされているそうです笑 通常は紙面上でカリグラフィを表現するアラビア書道ですが、立体表現にチャレンジされている作品がこちら。 正解は分かりませんが、想像を広げるするだけで見るポイントが増え、見るたびに新しい視点や疑問が湧いてきたことさえありました。 刺繍ペンケース ポーチ アラビックカリグラフィヨルダン製ハンドメイド 2. イベント&体験コーナー アラビア書道の体験ブースや自分の名前をアラビア書道で書いてもらえたり、ヘナタトゥーの体験コーナーもありました。 異国文化に触れるだけでなく、体験を通じてより深い理解を得られる機会です。 3. 物販ブースでのお買い物...
アラビア文字のカリグラフィを表現するアラビア書道をひとこと解説
中東の文化においてアラビア書道には単なる筆記以上の価値があります。それは文化や歴史など、精神的にも深く根ざした芸術的表現といえるでしょう。 棒から削り出されて作られた硬い筆先で複雑な構図から太い線や細くて繊細な曲線までを表現することで、アラビア書道は何世紀にもわたって世界中の人々を魅了してきました。机上の紙に描かれるだけでなく、カリグラフィは古くから建造物の装飾などにも使われているのです。 今回はアラビア書道の魅力を私たちなりのひとこと解説で探ってみましょう。 アラビア書道の歴史 アラビア書道の起源はアラブの歴史を深くさかのぼります。 もともとはアラビア文字としてのコミュニケーション手法のひとつで、イスラム教の経典であるクルアーン(コーラン)を広めるために書き写すことから始まりました。 しかし文字に統一性のある具体的なルールが定められておらず、地域によって点を打つ数や位置などが異なるものだったのです。 (イメージ) しかし、それではコーランの内容を正しく同じように伝えることが難しかったため、アラビア文字に一定のルールが定まりました。 そして美しさや神聖さを兼ね備えた文字の表現方法がますます拡張されていくことになります。 刺繍トートバッグ イスラム文字カリグラフィレバノン製ハンドメイド コーランを正確に、かつ美しく書き写すため、書道は重要な役割を果たしていったのです。 イスラム教が偶像崇拝を禁じていることもあり、文字を単なる情報伝達の手段としてだけではなく、神聖な芸術として表現するアプローチによってアラビア書道やカリグラフィが他の書体と異なる一因となったようです。 東京ジャーミイ(モスク)の礼拝堂 最も初期のアラビア書道であるクーフィー体は力強い幾何学的な形とシンプルで厳格な美しさを特長とし、コーランの初期の写本に多く使われました。 このスタイルは神聖な文字にふさわしい荘厳さを持ち、文字そのものが崇高な芸術表現として認知されるようになりました。 複数の書体スタイル アラビア書道は独自の特徴と魅力を持ついくつかのスタイルに発展してきました。それぞれのスタイルを理解することで、それらが表す文化的な豊かさを知ることができます。 以下の日本アラビア書道協会のサイトには主要な書体の例が挙がっています。日本アラビア書道協会サイト「書体について」 道具と技法 アラビア書道を創作するには特定の道具と技法が必要で、各々が作品の美しさに重要な役割を果たします。 ペン(カラム): 伝統的には乾燥させた葦(あし)を削って作られたペンが使用されました。 アラビア文字の精緻な線を描くためにペン先の切り方や角度は線の幅や流れをコントロールするために重要で、文字の美しさに大きく影響します。 著名な書家や経験が豊富な書家はスタイルや構図に応じて先端の形状が異なるペンを使い分けることで知られています。この先端の形状はまるで彫刻刀のようです。...
アラビア文字のカリグラフィを表現するアラビア書道をひとこと解説
中東の文化においてアラビア書道には単なる筆記以上の価値があります。それは文化や歴史など、精神的にも深く根ざした芸術的表現といえるでしょう。 棒から削り出されて作られた硬い筆先で複雑な構図から太い線や細くて繊細な曲線までを表現することで、アラビア書道は何世紀にもわたって世界中の人々を魅了してきました。机上の紙に描かれるだけでなく、カリグラフィは古くから建造物の装飾などにも使われているのです。 今回はアラビア書道の魅力を私たちなりのひとこと解説で探ってみましょう。 アラビア書道の歴史 アラビア書道の起源はアラブの歴史を深くさかのぼります。 もともとはアラビア文字としてのコミュニケーション手法のひとつで、イスラム教の経典であるクルアーン(コーラン)を広めるために書き写すことから始まりました。 しかし文字に統一性のある具体的なルールが定められておらず、地域によって点を打つ数や位置などが異なるものだったのです。 (イメージ) しかし、それではコーランの内容を正しく同じように伝えることが難しかったため、アラビア文字に一定のルールが定まりました。 そして美しさや神聖さを兼ね備えた文字の表現方法がますます拡張されていくことになります。 刺繍トートバッグ イスラム文字カリグラフィレバノン製ハンドメイド コーランを正確に、かつ美しく書き写すため、書道は重要な役割を果たしていったのです。 イスラム教が偶像崇拝を禁じていることもあり、文字を単なる情報伝達の手段としてだけではなく、神聖な芸術として表現するアプローチによってアラビア書道やカリグラフィが他の書体と異なる一因となったようです。 東京ジャーミイ(モスク)の礼拝堂 最も初期のアラビア書道であるクーフィー体は力強い幾何学的な形とシンプルで厳格な美しさを特長とし、コーランの初期の写本に多く使われました。 このスタイルは神聖な文字にふさわしい荘厳さを持ち、文字そのものが崇高な芸術表現として認知されるようになりました。 複数の書体スタイル アラビア書道は独自の特徴と魅力を持ついくつかのスタイルに発展してきました。それぞれのスタイルを理解することで、それらが表す文化的な豊かさを知ることができます。 以下の日本アラビア書道協会のサイトには主要な書体の例が挙がっています。日本アラビア書道協会サイト「書体について」 道具と技法 アラビア書道を創作するには特定の道具と技法が必要で、各々が作品の美しさに重要な役割を果たします。 ペン(カラム): 伝統的には乾燥させた葦(あし)を削って作られたペンが使用されました。 アラビア文字の精緻な線を描くためにペン先の切り方や角度は線の幅や流れをコントロールするために重要で、文字の美しさに大きく影響します。 著名な書家や経験が豊富な書家はスタイルや構図に応じて先端の形状が異なるペンを使い分けることで知られています。この先端の形状はまるで彫刻刀のようです。...
イスラム文化の海外異国情緒を感じる|東京ジャーミイ見学の写真で振り返る
2024年11月15日更新 東京の喧騒から少し離れた場所に、まるで海外に来たのではないかと思える空間があります。「東京ジャーミイ」というイスラム教のモスク(礼拝堂)です。 このモスクは日本最大級のイスラム教の礼拝堂であり、美しい建造物から文化や異国の情緒を感じることができるでしょう。 この記事では東京ジャーミイを始めて訪れた際の礼拝堂の見学やハラールショップでのショッピング体験を写真とともに振り返ります。 ※インターネット・SNS上での写真の公開やカメラ機材を使った写真撮影については事前の許可が必要です 東京ジャーミイとは 東京ジャーミイはもともとロシア革命から逃れてきたトルコ系の移民のために1938年に建てられた礼拝堂で、老朽化による取り壊しにより1998年に再建が始まりました。2000年に完成し、イスラム建築とオスマン帝国の文化が融合したデザインは圧巻で、その壮麗さは東京にいながらイスラム文化に触れることができる貴重な場所です。 訪れると、礼拝場の中はその荘厳な雰囲気に圧倒され、自然と心が落ち着くような気すらします。 また東京ジャーミイはイスラム文化を理解し広めるための文化交流の場としても重要な役割を果たしており、簡単なルールさえ守れば信者でない一般の方も自由に見学して楽しむことができます。 予約や申し込みも不要で、入館料もかかりません。 建物の正面入り口の扉は寄木細工で組まれているものです。 建物の中に入ると、受付にはトルコの芸術作品やジャーミイの歴史を展示していたり 入って左側の待合室にはイスラム文化を感じる装飾品がたくさんあって細部に視線を送ると何から見たら良いか分からなくなるくらいです。 待合室の天井の装飾。 幾何学模様の寄木細工の小テーブルがあったり何もかもが魅力的。 フェイスタオル イスラム幾何学模様安心の今治産 礼拝場の見学 礼拝場は建物の2階にあります。 土足厳禁、履物は入ってすぐの棚に置きましょう。 礼拝場に足を踏み入れた瞬間、フワァッと広がる空間に圧倒されます。 高い天井、ドームを飾る細かな模様、そして壁を彩る幾何学模様の美しさに、まるで帝国の宮殿にいるかのような気持ちになりました。 窓から差し込む光がステンドグラスを通って礼拝場を照らし出し、幻想的な雰囲気が広がります。 2WAYエコバッグ イスラム幾何学模様大容量・マチ機能 写真で振り返る礼拝場の魅力 高くそびえるドーム :...
イスラム文化の海外異国情緒を感じる|東京ジャーミイ見学の写真で振り返る
2024年11月15日更新 東京の喧騒から少し離れた場所に、まるで海外に来たのではないかと思える空間があります。「東京ジャーミイ」というイスラム教のモスク(礼拝堂)です。 このモスクは日本最大級のイスラム教の礼拝堂であり、美しい建造物から文化や異国の情緒を感じることができるでしょう。 この記事では東京ジャーミイを始めて訪れた際の礼拝堂の見学やハラールショップでのショッピング体験を写真とともに振り返ります。 ※インターネット・SNS上での写真の公開やカメラ機材を使った写真撮影については事前の許可が必要です 東京ジャーミイとは 東京ジャーミイはもともとロシア革命から逃れてきたトルコ系の移民のために1938年に建てられた礼拝堂で、老朽化による取り壊しにより1998年に再建が始まりました。2000年に完成し、イスラム建築とオスマン帝国の文化が融合したデザインは圧巻で、その壮麗さは東京にいながらイスラム文化に触れることができる貴重な場所です。 訪れると、礼拝場の中はその荘厳な雰囲気に圧倒され、自然と心が落ち着くような気すらします。 また東京ジャーミイはイスラム文化を理解し広めるための文化交流の場としても重要な役割を果たしており、簡単なルールさえ守れば信者でない一般の方も自由に見学して楽しむことができます。 予約や申し込みも不要で、入館料もかかりません。 建物の正面入り口の扉は寄木細工で組まれているものです。 建物の中に入ると、受付にはトルコの芸術作品やジャーミイの歴史を展示していたり 入って左側の待合室にはイスラム文化を感じる装飾品がたくさんあって細部に視線を送ると何から見たら良いか分からなくなるくらいです。 待合室の天井の装飾。 幾何学模様の寄木細工の小テーブルがあったり何もかもが魅力的。 フェイスタオル イスラム幾何学模様安心の今治産 礼拝場の見学 礼拝場は建物の2階にあります。 土足厳禁、履物は入ってすぐの棚に置きましょう。 礼拝場に足を踏み入れた瞬間、フワァッと広がる空間に圧倒されます。 高い天井、ドームを飾る細かな模様、そして壁を彩る幾何学模様の美しさに、まるで帝国の宮殿にいるかのような気持ちになりました。 窓から差し込む光がステンドグラスを通って礼拝場を照らし出し、幻想的な雰囲気が広がります。 2WAYエコバッグ イスラム幾何学模様大容量・マチ機能 写真で振り返る礼拝場の魅力 高くそびえるドーム :...
チキン入りスイーツ【カザンディビ】トルコの牛乳プリン、謎デザートに迫る
「チキン入りのデザート?」 「そう。」 「チキン?」 「チキン。」 「デザートにチキンが入ってるの?」 「そうだよ、チキンが入っているんだよ。」 「デザートなの?」 「そう、これはデザート。」 「チキンが入って、甘いの? しょっぱいの?」 「甘いよぉ。」 鶏肉が入ったデザートなんて、どうしても信じられなかったSunaoです。こんにちわ。 鶏肉をデザートに入れるという発想がどうしても受け入れられなくて、英語の「chicken(チキン)」は鶏肉という意味以外に何かかあるのかもしれない、この友人がチキンという言葉を間違えて使っているのかもしれない、、 鶏肉が入っているのに、甘い? 「スイーツを食べるよ。」と言って連れてきてくれたお店なのに、鶏肉?なぜ鶏肉をデザートに入れたの・・・? 少し混乱してしまいました。 牛乳プリンっぽい KAZANDIBI(カザンディビ) トルコでのイートインの喫茶店でのお話。スイーツを食べようと現地の友達に連れてきてもらったお店です。 見た目はクリーミーで美味しそうなミルクプリンのようなスイーツ。 レバノンでも似たようなスイーツを食べたことがあり、何も疑わずに友達がおすすめしてくれた「カザンディビ」を注文しました。 提供前に店員さんがたっぷりとシナモンをかけてくれて ワクワクして「美味しそう」とテラス席に移りました。 甘い香りと美味しそうなスイーツを前にして何も疑う余地はなかったのです。 ところが―― スプーンを入れようとすると、 「このスイーツにはチキンが入っているんだよ。」 「えぇっ、鶏肉?? チキン入りのデザート?」...
チキン入りスイーツ【カザンディビ】トルコの牛乳プリン、謎デザートに迫る
「チキン入りのデザート?」 「そう。」 「チキン?」 「チキン。」 「デザートにチキンが入ってるの?」 「そうだよ、チキンが入っているんだよ。」 「デザートなの?」 「そう、これはデザート。」 「チキンが入って、甘いの? しょっぱいの?」 「甘いよぉ。」 鶏肉が入ったデザートなんて、どうしても信じられなかったSunaoです。こんにちわ。 鶏肉をデザートに入れるという発想がどうしても受け入れられなくて、英語の「chicken(チキン)」は鶏肉という意味以外に何かかあるのかもしれない、この友人がチキンという言葉を間違えて使っているのかもしれない、、 鶏肉が入っているのに、甘い? 「スイーツを食べるよ。」と言って連れてきてくれたお店なのに、鶏肉?なぜ鶏肉をデザートに入れたの・・・? 少し混乱してしまいました。 牛乳プリンっぽい KAZANDIBI(カザンディビ) トルコでのイートインの喫茶店でのお話。スイーツを食べようと現地の友達に連れてきてもらったお店です。 見た目はクリーミーで美味しそうなミルクプリンのようなスイーツ。 レバノンでも似たようなスイーツを食べたことがあり、何も疑わずに友達がおすすめしてくれた「カザンディビ」を注文しました。 提供前に店員さんがたっぷりとシナモンをかけてくれて ワクワクして「美味しそう」とテラス席に移りました。 甘い香りと美味しそうなスイーツを前にして何も疑う余地はなかったのです。 ところが―― スプーンを入れようとすると、 「このスイーツにはチキンが入っているんだよ。」 「えぇっ、鶏肉?? チキン入りのデザート?」...
クウェートでのショッピングは宝探し! フライデーマーケットで掘り出し物を探そう
こんにちわ。 Sunaoです。 今回はクウェートに行った時の買い物体験のお話です。 クウェート、、というか中東に行く理由はいつも2つ。友人家族を訪ねること、そしてショッピングです! 中東を訪れるたびに、本当にこの2つが定番の楽しみです。特に友人とリサイクル市に行くのは楽しいのですが、そのリサイクル市の「フライデーマーケット」についてです。 でも名前に惑わされないでください。実はこのマーケット、毎日開いているようなのです。 フライデーマーケットの魅力 マーケットの魅力は何と言っても、ありとあらゆる商品が並ぶその規模。 雑貨、手芸用品、布、アクセサリー、古着、家電、家具、香水、自転車など、挙げればキリがありません。ハッキリいって、しばらくいると疲れます(笑) どこを見渡しても商品が山積みで広大な敷地に広がっています。 お目当てのものを探しているだけでワクワクが止まりませんが、ふと気づけば足が疲れてしまっていることも。 マーケットは朝の8時半ごろからオープン。 掘り出し物を狙うなら、ぜひ早起きして行ってみましょう。昼頃になると人で混雑し始めて、良いものはすぐに売り切れてしまうそうです。 私の掘り出し物たち 私の狙いはアラビアンな布、香炉やトレイの真鍮製品。 前回にはシリアの寄せ木テーブルと美しい香炉を破格でゲットできたのです。今では自宅のインテリアの一部として愛用しています。 アラビックコーヒーポットやトレイ、ちょっと変わった置物など、見ているだけでも楽しめるアイテムがたくさん並んでいます。 なんてカオスな雑貨アイテムたち。 ただし購入する前には商品の状態をよくチェック! 中には壊れているものもあります。特にアンティーク系のアイテムが使えるかどうかは自分の目利き次第。 お手頃価格ですから自宅のアラビアンデコレーションを夢見ながら慎重に選んでいきましょう。 そして、フライデーマーケットでは「交渉」が定番です。 ですが、私の現地の友人は自分の欲しい価格を相手に言って、強引にその価格でお金を渡すというスタイル(笑) 彼女は交渉ではなく、価格提示。現地在住の彼女の場合、価格交渉は楽しみでもなんでもないんでしょう(笑) モチロンこれが通用しないこともありますが、価格が折り合わずに店を離れると、相手のほうから価格を下げてくることも。 アラブのスーク(市場)ならではの風景です。この方法を使うにはある程度の相場感が必要ですね。 お目当ての布探し そして布探しも。...
クウェートでのショッピングは宝探し! フライデーマーケットで掘り出し物を探そう
こんにちわ。 Sunaoです。 今回はクウェートに行った時の買い物体験のお話です。 クウェート、、というか中東に行く理由はいつも2つ。友人家族を訪ねること、そしてショッピングです! 中東を訪れるたびに、本当にこの2つが定番の楽しみです。特に友人とリサイクル市に行くのは楽しいのですが、そのリサイクル市の「フライデーマーケット」についてです。 でも名前に惑わされないでください。実はこのマーケット、毎日開いているようなのです。 フライデーマーケットの魅力 マーケットの魅力は何と言っても、ありとあらゆる商品が並ぶその規模。 雑貨、手芸用品、布、アクセサリー、古着、家電、家具、香水、自転車など、挙げればキリがありません。ハッキリいって、しばらくいると疲れます(笑) どこを見渡しても商品が山積みで広大な敷地に広がっています。 お目当てのものを探しているだけでワクワクが止まりませんが、ふと気づけば足が疲れてしまっていることも。 マーケットは朝の8時半ごろからオープン。 掘り出し物を狙うなら、ぜひ早起きして行ってみましょう。昼頃になると人で混雑し始めて、良いものはすぐに売り切れてしまうそうです。 私の掘り出し物たち 私の狙いはアラビアンな布、香炉やトレイの真鍮製品。 前回にはシリアの寄せ木テーブルと美しい香炉を破格でゲットできたのです。今では自宅のインテリアの一部として愛用しています。 アラビックコーヒーポットやトレイ、ちょっと変わった置物など、見ているだけでも楽しめるアイテムがたくさん並んでいます。 なんてカオスな雑貨アイテムたち。 ただし購入する前には商品の状態をよくチェック! 中には壊れているものもあります。特にアンティーク系のアイテムが使えるかどうかは自分の目利き次第。 お手頃価格ですから自宅のアラビアンデコレーションを夢見ながら慎重に選んでいきましょう。 そして、フライデーマーケットでは「交渉」が定番です。 ですが、私の現地の友人は自分の欲しい価格を相手に言って、強引にその価格でお金を渡すというスタイル(笑) 彼女は交渉ではなく、価格提示。現地在住の彼女の場合、価格交渉は楽しみでもなんでもないんでしょう(笑) モチロンこれが通用しないこともありますが、価格が折り合わずに店を離れると、相手のほうから価格を下げてくることも。 アラブのスーク(市場)ならではの風景です。この方法を使うにはある程度の相場感が必要ですね。 お目当ての布探し そして布探しも。...
自宅でのコーヒーは生豆から。本場のアラビックコーヒーをレシピ通りに再現してみた
Sunaoです。 こんにちわ。 10月1日は【国際コーヒーの日】 それに先駆けて、コーヒー中東のアラビックコーヒーを紹介します。 皆さんはアラビックコーヒーを飲んだことがありますか? 社内の同僚たちに”飲ませてみた”試飲会レポートがコチラ。 【社内試飲会の様子】 社内異文化体験 アラビックコーヒーの試飲会やってみた アラビックコーヒーといっても種類は一つではありません。国や地域によって違いがあります。 私が行ったカタール、UAE、クウェートの湾岸アラブと呼ばれる地域のアラビックコーヒーは黄色っぽくて、皆さんがイメージするブラックなコーヒーとは違います。 ※他のアラブの国、ヨルダン・レバノン・エジプトは黒っぽいコーヒーでした 黄色い理由は、生豆を低温で焙煎するためコーヒーの豆(粉)自体が白っぽく、サフランやカルダモンを加えて作るからです。 黄色はサフランの色なのです。 初めて飲んだカタールのアラビックコーヒー 初めて飲んだのは初訪問のカタールの友人Hayaの家でした。 アラブでは”おもてなし”にコーヒーを出してくれるのですがおちょこのような小さなカップに注がれる黄色い液体とその怪しい香り。(これはカルダモンの香りで私は大の苦手でした) 恐る恐る口に入れましたが、カルダモンの香りで吹き出しそうになり、、やっとのこと口に入れた一口は飲み込んだのですが小さなカップの残りは口に入れることすらできませんでした。 当然ですが、友人家族は普通に2~3杯のおかわりをしています。 私にも『おかわり』を勧めてくれましたが断り続け、飲み残しのコーヒーが入ったカップをそっと戻しました。 しばらく後にHayaが部屋に入ってきて、笑いながら「Sunao、コーヒー残したでしょう?」 バレた? なんで私だと分かったか聞くと「誰も残さないから。」それは確かにそうですね笑(それから私にはアラビックコーヒーではなく、毎回紅茶を出してくれるようになりました) 本場のアラビックコーヒーを再現 そんなアラビックコーヒーですが、日本でも手軽に作れます!現地のHayaにレシピを伝授してもらったので、ご興味がある方はぜひ作ってみてください。 カタールのアラビックコーヒーに必要なものは、 コーヒーの生豆 サフラン カルダモン です。...
自宅でのコーヒーは生豆から。本場のアラビックコーヒーをレシピ通りに再現してみた
Sunaoです。 こんにちわ。 10月1日は【国際コーヒーの日】 それに先駆けて、コーヒー中東のアラビックコーヒーを紹介します。 皆さんはアラビックコーヒーを飲んだことがありますか? 社内の同僚たちに”飲ませてみた”試飲会レポートがコチラ。 【社内試飲会の様子】 社内異文化体験 アラビックコーヒーの試飲会やってみた アラビックコーヒーといっても種類は一つではありません。国や地域によって違いがあります。 私が行ったカタール、UAE、クウェートの湾岸アラブと呼ばれる地域のアラビックコーヒーは黄色っぽくて、皆さんがイメージするブラックなコーヒーとは違います。 ※他のアラブの国、ヨルダン・レバノン・エジプトは黒っぽいコーヒーでした 黄色い理由は、生豆を低温で焙煎するためコーヒーの豆(粉)自体が白っぽく、サフランやカルダモンを加えて作るからです。 黄色はサフランの色なのです。 初めて飲んだカタールのアラビックコーヒー 初めて飲んだのは初訪問のカタールの友人Hayaの家でした。 アラブでは”おもてなし”にコーヒーを出してくれるのですがおちょこのような小さなカップに注がれる黄色い液体とその怪しい香り。(これはカルダモンの香りで私は大の苦手でした) 恐る恐る口に入れましたが、カルダモンの香りで吹き出しそうになり、、やっとのこと口に入れた一口は飲み込んだのですが小さなカップの残りは口に入れることすらできませんでした。 当然ですが、友人家族は普通に2~3杯のおかわりをしています。 私にも『おかわり』を勧めてくれましたが断り続け、飲み残しのコーヒーが入ったカップをそっと戻しました。 しばらく後にHayaが部屋に入ってきて、笑いながら「Sunao、コーヒー残したでしょう?」 バレた? なんで私だと分かったか聞くと「誰も残さないから。」それは確かにそうですね笑(それから私にはアラビックコーヒーではなく、毎回紅茶を出してくれるようになりました) 本場のアラビックコーヒーを再現 そんなアラビックコーヒーですが、日本でも手軽に作れます!現地のHayaにレシピを伝授してもらったので、ご興味がある方はぜひ作ってみてください。 カタールのアラビックコーヒーに必要なものは、 コーヒーの生豆 サフラン カルダモン です。...
湾岸アラブでのショッピング体験。お会計はつまみ食いの後で?
こんにちわ。 Sunaoです。今回はカタールへの中東旅行の折にスーパーマーケットで買い物した時のビックリ体験です。 中東文化や国民性、価値観の違いなどが感じられると思いますが、日本や日本人がどう見られ、どう思われているか?など反対も想像すると面白いかもしれません。 カタールの友人、Hayaと一緒に現地の大型スーパーマーケットで買い物をしていた時のこと。 果物売り場に行くとHayaは積まれていたブドウの山から一粒を手に取り次の瞬間、パクリッと口の中に入れたんです! 「え?!食べちゃったの?」 と驚く私に、Hayaは笑いながら 「なんで?問題ないよ。美味しいか、味見しただけじゃん。」 しかも、そのまま買わない(笑) 美味しくなかったのか?それとも本当にただの味見? 私は気になって仕方がないわけです。 「お店の売り物を勝手に食べちゃって大丈夫なの?」「自分なら誰かの食べかけのグレープは買いたくないけど、、」 そんな日本人的な発想を持つ私にHayaは 「別に問題無いんだから味見したらいいじゃん!」と軽く言うけど、 一人でいる時には特に実行する勇気がありません。 だって、何の、どこまでがOKでどこまでがNGなのか、全くもって判断がつかないんですもん(笑) ぶどう一粒はOKで、ついつい一房いっちゃったらどうなの?リンゴ一個をマルッと食べきっちゃったらNG?? でも、湾岸アラブ(クウェート、カタール、UAE)の大型スーパーマーケットでは割と目にする光景です。 例えば、会計前のお菓子や飲み物を店内で開封して食べている子供、 時には親も一緒に食べていたり、量り売りのナッツやお菓子、オリーブなどの商品をつまみ食いしている大人たち。 初めて見たときには驚きのあまり凝視してしまいましたが、店員も他のお客さんももちろん無反応で。 そしてそれは、スーパーマーケットだけじゃないんです。 普通の商店でも、量り売りのお菓子の包み紙を開けて当たり前のように食べている人を見かけました。カタールやクウェートの友人に聞いてみると、これには“正当な”理由があるそうです。 買う前に味がいいかどうか確認したい ファミリーパックのお菓子など、大量購入する前に味を知りたい 買い物途中に子供が我慢できないから仕方ない 量り売りの食べ物だから、一粒つまんでも問題ない とにかく店を出る前にちゃんと支払えば良い、という。(ちゃんとって、あなたブドウ一粒の支払いはしてないわよね??) 実際、レジに並んでいる人をよく見ると、空っぽのお菓子の袋や飲み干したジュースの瓶を持っていて、店員さんも未開封の商品と同じように空の商品のバーコードをスキャンしているのです。...
湾岸アラブでのショッピング体験。お会計はつまみ食いの後で?
こんにちわ。 Sunaoです。今回はカタールへの中東旅行の折にスーパーマーケットで買い物した時のビックリ体験です。 中東文化や国民性、価値観の違いなどが感じられると思いますが、日本や日本人がどう見られ、どう思われているか?など反対も想像すると面白いかもしれません。 カタールの友人、Hayaと一緒に現地の大型スーパーマーケットで買い物をしていた時のこと。 果物売り場に行くとHayaは積まれていたブドウの山から一粒を手に取り次の瞬間、パクリッと口の中に入れたんです! 「え?!食べちゃったの?」 と驚く私に、Hayaは笑いながら 「なんで?問題ないよ。美味しいか、味見しただけじゃん。」 しかも、そのまま買わない(笑) 美味しくなかったのか?それとも本当にただの味見? 私は気になって仕方がないわけです。 「お店の売り物を勝手に食べちゃって大丈夫なの?」「自分なら誰かの食べかけのグレープは買いたくないけど、、」 そんな日本人的な発想を持つ私にHayaは 「別に問題無いんだから味見したらいいじゃん!」と軽く言うけど、 一人でいる時には特に実行する勇気がありません。 だって、何の、どこまでがOKでどこまでがNGなのか、全くもって判断がつかないんですもん(笑) ぶどう一粒はOKで、ついつい一房いっちゃったらどうなの?リンゴ一個をマルッと食べきっちゃったらNG?? でも、湾岸アラブ(クウェート、カタール、UAE)の大型スーパーマーケットでは割と目にする光景です。 例えば、会計前のお菓子や飲み物を店内で開封して食べている子供、 時には親も一緒に食べていたり、量り売りのナッツやお菓子、オリーブなどの商品をつまみ食いしている大人たち。 初めて見たときには驚きのあまり凝視してしまいましたが、店員も他のお客さんももちろん無反応で。 そしてそれは、スーパーマーケットだけじゃないんです。 普通の商店でも、量り売りのお菓子の包み紙を開けて当たり前のように食べている人を見かけました。カタールやクウェートの友人に聞いてみると、これには“正当な”理由があるそうです。 買う前に味がいいかどうか確認したい ファミリーパックのお菓子など、大量購入する前に味を知りたい 買い物途中に子供が我慢できないから仕方ない 量り売りの食べ物だから、一粒つまんでも問題ない とにかく店を出る前にちゃんと支払えば良い、という。(ちゃんとって、あなたブドウ一粒の支払いはしてないわよね??) 実際、レジに並んでいる人をよく見ると、空っぽのお菓子の袋や飲み干したジュースの瓶を持っていて、店員さんも未開封の商品と同じように空の商品のバーコードをスキャンしているのです。...
生のフレッシュデーツと崩れ去った日本産デーツの夢
こんにちわ。 Sunaoです。8月、毎日が暑すぎますね。。 ちょうど今頃、夏になると中東ではデーツの収穫が始まります。街中の道路沿いや美術館の敷地など、いたるところでデーツの木が見られ実がなると落ちないようにネットがかけられます。 近年は日本でもスーパーフードとして注目されているデーツ。 おいしくてお取寄せ必須!? ドバイ土産のデーツ デーツは美容に効果的? かんたんに知っておきたい効能と注意 その特長と、鉢で育てた日本産デーツ栽培の失敗談をお届けします。 デーツの産地と品種 日本で見かけるドライデーツの産地は私の知る限りでもチュニジア、エジプト、イラン、オマーン、サウジアラビア、UAE、カリフォルニアなど多岐にわたります。 本場の高級デーツのブランド『 Bateel 』のサイトでも紹介されていますが、品種も複数あります。 各地域、各品種のデーツにはそれぞれの味わいがあり、日本ではドライフルーツやデーツシロップ、デーツペースト、デーツシュガーなどの形で手に入れることができます。 特に砂糖の代用品として使われることが多く、お好み焼きで有名なソースにもデーツが使われていたりします。 生のフレッシュデーツの味わい 生のデーツを見たことがありますか? 現地では生のデーツもよく食べられており、その食感はシャキシャキとして、熟したものは柔らかく、風味は柿のようです。 湾岸アラブでは生のデーツを「ラタッブ(Ratab)」、乾燥したデーツを「タマール(Tamar)」と呼びます。 収穫したての黄色い実はシャキシャキしていて半分くらい茶色くなった頃が食べごろだそうです。 カタールの友人宅のデーツの木 こちらはカタールの友人宅の庭にあるデーツの実です。 現地では庭でデーツを育てる家庭もあるそうで小さな苗からここまで大きくなるのに10年かかったそうです。 収穫して余ったものは冷凍保存し、翌年のラマダンの時に食べるそう。 自分の手でも直接収穫させてもらいました。 私のデーツ育成の記録...
生のフレッシュデーツと崩れ去った日本産デーツの夢
こんにちわ。 Sunaoです。8月、毎日が暑すぎますね。。 ちょうど今頃、夏になると中東ではデーツの収穫が始まります。街中の道路沿いや美術館の敷地など、いたるところでデーツの木が見られ実がなると落ちないようにネットがかけられます。 近年は日本でもスーパーフードとして注目されているデーツ。 おいしくてお取寄せ必須!? ドバイ土産のデーツ デーツは美容に効果的? かんたんに知っておきたい効能と注意 その特長と、鉢で育てた日本産デーツ栽培の失敗談をお届けします。 デーツの産地と品種 日本で見かけるドライデーツの産地は私の知る限りでもチュニジア、エジプト、イラン、オマーン、サウジアラビア、UAE、カリフォルニアなど多岐にわたります。 本場の高級デーツのブランド『 Bateel 』のサイトでも紹介されていますが、品種も複数あります。 各地域、各品種のデーツにはそれぞれの味わいがあり、日本ではドライフルーツやデーツシロップ、デーツペースト、デーツシュガーなどの形で手に入れることができます。 特に砂糖の代用品として使われることが多く、お好み焼きで有名なソースにもデーツが使われていたりします。 生のフレッシュデーツの味わい 生のデーツを見たことがありますか? 現地では生のデーツもよく食べられており、その食感はシャキシャキとして、熟したものは柔らかく、風味は柿のようです。 湾岸アラブでは生のデーツを「ラタッブ(Ratab)」、乾燥したデーツを「タマール(Tamar)」と呼びます。 収穫したての黄色い実はシャキシャキしていて半分くらい茶色くなった頃が食べごろだそうです。 カタールの友人宅のデーツの木 こちらはカタールの友人宅の庭にあるデーツの実です。 現地では庭でデーツを育てる家庭もあるそうで小さな苗からここまで大きくなるのに10年かかったそうです。 収穫して余ったものは冷凍保存し、翌年のラマダンの時に食べるそう。 自分の手でも直接収穫させてもらいました。 私のデーツ育成の記録...
トルコのチャイとコーヒーの接待。美しいチャイグラスで楽しむ一杯とその文化
こんにちは。Sunaoです。トルコは豊かな歴史と文化を持つ国でその中でも特にお茶とコーヒーに対する愛情はとても深いです。 トルコを訪れると、どこでもお茶やコーヒーを出してくれることに驚かれるかもしれません。 今回は、昨年のトルコ出張時に体験したエピソードを交えながらトルコのお茶とコーヒーの文化についてご紹介します。 トルコのチャイ文化 トルコ人はお茶が大好きで、お茶は「チャイ」と呼ばれます。トルコのチャイは日本とは異なり、茶葉を煮出して作るため味が濃くて渋みが強いのが特長です。そして、とても熱々で出してくれるので、持ち手のない小さな「チャイグラス」で飲む時には注意が必要です。 まず、出されたばかりだと熱すぎて持てません(笑)何度もチャイグラスを落としそうになりました(笑) トルコではチャイにたっぷりの砂糖を入れることが一般的です。宗教的にお酒を飲まないからか、甘いものが大好きなトルコ人。砂糖や甘い食べ物は生活に欠かせない印象です。 出張した時には、トルコチャイとトルココーヒーで接待して頂きその度に心温まるおもてなしの心を感じました。 トルココーヒーの魅力 トルココーヒーはコーヒーの粉と砂糖を煮出して作られて、エスプレッソサイズの小さなカップに注がれます。 とても濃い味わいで、ブラックが苦手な私には少し挑戦的な飲み物ですがそれでも、深くて濃い味わいが多くの人々に愛されています。出張では行く先々でチャイやコーヒーをいただきました。 トルコの人々は急がず、ゆっくりとした時間を大切にするため 「まぁまぁ、とりあえず座って」 から始まって 「お茶にする?コーヒーがいい?」 と、まずは駆けつけ一杯、世間話をしながら一緒にお茶を楽しむのが毎回の自然な流れでした。 仕事の話もしなければいけないのですが、穏やかな雰囲気に触れいろいろな楽しみを感じることができました。けれども数ヶ所の訪問先を回った午後にはお腹がタプタプです(笑)本当に「1日で何杯飲んだかなぁ」という感じ。 美しいトルコの茶器 トルコの茶文化を語る上で欠かせないのが美しい茶器です。 チャイグラスの形は細長く、持ち手がないのが特徴です。このデザインは熱々のチャイを冷めにくくするための工夫でガラスの厚みと細長くくびれた形状が中の熱を逃がしにくくしお茶の温度を長く保ちながら、上の部分は開いて飲み口辺りの温度は下がる役割を果たしているそうな。 ガラス越しの赤茶色のチャイ、見るだけでも心が和みますね。 トルココーヒーのカップもエレガントなデザインが多くて金の縁取りや華やかな模様が施されたものが多いです。 幾何学模様のかわいいものも。 これらの美しい茶器やお気に入りのカップを使うと日常的なことでも小さな贅沢や充足感を感じられそうですね。 フェイスタオル イスラム幾何学模様安心の今治産...
トルコのチャイとコーヒーの接待。美しいチャイグラスで楽しむ一杯とその文化
こんにちは。Sunaoです。トルコは豊かな歴史と文化を持つ国でその中でも特にお茶とコーヒーに対する愛情はとても深いです。 トルコを訪れると、どこでもお茶やコーヒーを出してくれることに驚かれるかもしれません。 今回は、昨年のトルコ出張時に体験したエピソードを交えながらトルコのお茶とコーヒーの文化についてご紹介します。 トルコのチャイ文化 トルコ人はお茶が大好きで、お茶は「チャイ」と呼ばれます。トルコのチャイは日本とは異なり、茶葉を煮出して作るため味が濃くて渋みが強いのが特長です。そして、とても熱々で出してくれるので、持ち手のない小さな「チャイグラス」で飲む時には注意が必要です。 まず、出されたばかりだと熱すぎて持てません(笑)何度もチャイグラスを落としそうになりました(笑) トルコではチャイにたっぷりの砂糖を入れることが一般的です。宗教的にお酒を飲まないからか、甘いものが大好きなトルコ人。砂糖や甘い食べ物は生活に欠かせない印象です。 出張した時には、トルコチャイとトルココーヒーで接待して頂きその度に心温まるおもてなしの心を感じました。 トルココーヒーの魅力 トルココーヒーはコーヒーの粉と砂糖を煮出して作られて、エスプレッソサイズの小さなカップに注がれます。 とても濃い味わいで、ブラックが苦手な私には少し挑戦的な飲み物ですがそれでも、深くて濃い味わいが多くの人々に愛されています。出張では行く先々でチャイやコーヒーをいただきました。 トルコの人々は急がず、ゆっくりとした時間を大切にするため 「まぁまぁ、とりあえず座って」 から始まって 「お茶にする?コーヒーがいい?」 と、まずは駆けつけ一杯、世間話をしながら一緒にお茶を楽しむのが毎回の自然な流れでした。 仕事の話もしなければいけないのですが、穏やかな雰囲気に触れいろいろな楽しみを感じることができました。けれども数ヶ所の訪問先を回った午後にはお腹がタプタプです(笑)本当に「1日で何杯飲んだかなぁ」という感じ。 美しいトルコの茶器 トルコの茶文化を語る上で欠かせないのが美しい茶器です。 チャイグラスの形は細長く、持ち手がないのが特徴です。このデザインは熱々のチャイを冷めにくくするための工夫でガラスの厚みと細長くくびれた形状が中の熱を逃がしにくくしお茶の温度を長く保ちながら、上の部分は開いて飲み口辺りの温度は下がる役割を果たしているそうな。 ガラス越しの赤茶色のチャイ、見るだけでも心が和みますね。 トルココーヒーのカップもエレガントなデザインが多くて金の縁取りや華やかな模様が施されたものが多いです。 幾何学模様のかわいいものも。 これらの美しい茶器やお気に入りのカップを使うと日常的なことでも小さな贅沢や充足感を感じられそうですね。 フェイスタオル イスラム幾何学模様安心の今治産...