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アブダビに誕生予定のディズニーの新テーマパーク:海外情報から紐解く中東の夢の島
砂漠から生まれる夢の世界が出会う場所 慌ただしい日常から離れ、眠れなくなるほど心が躍る時間を過ごしたい――。 そんな想いを抱く大人の女性たちへ、新たな旅の舞台が中東に誕生します。アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビに、ディズニーの新しいテーマパークリゾートが建設されるというニュースが世界中から注目を集めていますね。 UAE、ドバイとアブダビの違いは正しく分かる? 想像してみてください。文明誕生の時代から砂漠に接し、近代化が進んだ景色と海の美しさ、そしてディズニーが織りなす夢の国が融合したこれまでにない体験を――。 中東の文化が持つ奥深い魅力が新しいパークを通して、来場者にどんなドキドキワクワクを届けてくれるでしょうか。 ※勝手な想像イメージです 今回は、アブダビのディズニー新施設について、海外の情報と、今あるディズニーパークの例から私たちなりに勝手に期待を膨らませてみます笑 アブダビに「世界で7番目のディズニー」が誕生 ――その公式発表とは? 新しいディズニーパークの舞台となるのは、アブダビ屈指のエンターテインメント拠点・ヤス島です。 この島は観光客誘致の政策によって高級ホテルが立ち並び、すでに「フェラーリ・ワールド」や「ワーナー・ブラザーズ・ワールド」、「シーワールド・アブダビ」などといった世界的なテーマパークが集積する、まさに「夢の島」。 そこにディズニーが加わることで、ヤス島はさらに魅力的な観光地へと進化するでしょう。 ウォルト・ディズニー・カンパニーの公式発表によると、2025年5月にアブダビの有力な開発企業であるミラル(Miral)グループとの間で、ヤス島に「画期的なディズニー・テーマパーク・リゾート」を創設する契約が締結されました。 これはディズニーにとって世界で7番目のテーマパークリゾートであり、中東地域では初めての進出となります。 ウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガーCEOは、公式プレスリリースの中で「芸術と創造性を尊重する文化が豊かなアブダビに、エキサイティングなディズニー・テーマパーク・リゾートを建設する計画を発表できることは、当社にとって非常に感激する瞬間です。」とコメントしています。 「本物のディズニーらしさと、エミレーツの独自性」 ――異文化融合が生む、新たなテーマパークのかたち 公式発表で強調されているのは、このパークが「本物のディズニーらしさと、明確なUAEの独自性(authentically Disney and distinctly Emirati)」というコンセプトを持つことです。 エミラティ(Emirati)とは「アラブ首長国連邦の特色や現地の人」と訳せるのではないでしょうか。まさに夢のディズニーと現地の文化の融合と解釈できると思っています。 役割として、現地観光開発のクリエイターともいえるミラルグループが開発・建設・運営を担い、ディズニーはそのクリエイティブデザインと監修を担当するということでこれにより「最も技術的に進んだパーク」となる見込み。 また、従来のディズニーパークに見られる「中央に城を据える」形式をあえて破り、海岸沿いに“エルサの宮殿”を彷彿とさせる氷の城がアイコンとなる可能性もあるようです。 ※勝手な想像イメージです 開業時期について、米メディア「The...
アブダビに誕生予定のディズニーの新テーマパーク:海外情報から紐解く中東の夢の島
砂漠から生まれる夢の世界が出会う場所 慌ただしい日常から離れ、眠れなくなるほど心が躍る時間を過ごしたい――。 そんな想いを抱く大人の女性たちへ、新たな旅の舞台が中東に誕生します。アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビに、ディズニーの新しいテーマパークリゾートが建設されるというニュースが世界中から注目を集めていますね。 UAE、ドバイとアブダビの違いは正しく分かる? 想像してみてください。文明誕生の時代から砂漠に接し、近代化が進んだ景色と海の美しさ、そしてディズニーが織りなす夢の国が融合したこれまでにない体験を――。 中東の文化が持つ奥深い魅力が新しいパークを通して、来場者にどんなドキドキワクワクを届けてくれるでしょうか。 ※勝手な想像イメージです 今回は、アブダビのディズニー新施設について、海外の情報と、今あるディズニーパークの例から私たちなりに勝手に期待を膨らませてみます笑 アブダビに「世界で7番目のディズニー」が誕生 ――その公式発表とは? 新しいディズニーパークの舞台となるのは、アブダビ屈指のエンターテインメント拠点・ヤス島です。 この島は観光客誘致の政策によって高級ホテルが立ち並び、すでに「フェラーリ・ワールド」や「ワーナー・ブラザーズ・ワールド」、「シーワールド・アブダビ」などといった世界的なテーマパークが集積する、まさに「夢の島」。 そこにディズニーが加わることで、ヤス島はさらに魅力的な観光地へと進化するでしょう。 ウォルト・ディズニー・カンパニーの公式発表によると、2025年5月にアブダビの有力な開発企業であるミラル(Miral)グループとの間で、ヤス島に「画期的なディズニー・テーマパーク・リゾート」を創設する契約が締結されました。 これはディズニーにとって世界で7番目のテーマパークリゾートであり、中東地域では初めての進出となります。 ウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガーCEOは、公式プレスリリースの中で「芸術と創造性を尊重する文化が豊かなアブダビに、エキサイティングなディズニー・テーマパーク・リゾートを建設する計画を発表できることは、当社にとって非常に感激する瞬間です。」とコメントしています。 「本物のディズニーらしさと、エミレーツの独自性」 ――異文化融合が生む、新たなテーマパークのかたち 公式発表で強調されているのは、このパークが「本物のディズニーらしさと、明確なUAEの独自性(authentically Disney and distinctly Emirati)」というコンセプトを持つことです。 エミラティ(Emirati)とは「アラブ首長国連邦の特色や現地の人」と訳せるのではないでしょうか。まさに夢のディズニーと現地の文化の融合と解釈できると思っています。 役割として、現地観光開発のクリエイターともいえるミラルグループが開発・建設・運営を担い、ディズニーはそのクリエイティブデザインと監修を担当するということでこれにより「最も技術的に進んだパーク」となる見込み。 また、従来のディズニーパークに見られる「中央に城を据える」形式をあえて破り、海岸沿いに“エルサの宮殿”を彷彿とさせる氷の城がアイコンとなる可能性もあるようです。 ※勝手な想像イメージです 開業時期について、米メディア「The...

あなたの知らないコーヒーの世界。ダッラ(Dallah)が紡ぐ、中東の温かい絆と香りの秘密
いつものコーヒータイムに、異国の物語を もし、あなたが「いつものコーヒーにちょっと飽きたな」「普段とは違う文化や慣習に触れてみたい」と感じることがあるなら、今日はお伝えしたいことがあります。 それは、中東文化と共に出会った魔法を思わせるような美しいポット、Dallah(ダッラ)のお話です。 このポットは単なるコーヒーを淹れる道具ではありません。中東の温かい人々の絆や、心尽くしのおもてなしが詰まった「物語を紡ぐ」存在なんです。 この記事ではダッラの魅力と、それを取り巻く中東の奥深いコーヒー文化をご紹介します。 さあ、あなたの知らないコーヒーの世界へ、一緒に旅に出かけましょう。 ダッラって? 中東のコーヒー文化を彩る、美しき象徴 「ダッラ (Dallah)」。 日本語には無いその響きも、どこかエキゾチックで魅力的ですよね。このポットは中東の伝統的なアラビックコーヒーを淹れるための非常に特徴的な道具です。 まず目を引くのはその美しいフォルム。 胴体が丸く膨らみ、細く優雅にカーブした注ぎ口、そして大きめに伸びた持ち手。まるで芸術作品のようなスタイリングで、古くは一つ一つ職人の手によって作られたものです。 銅や真鍮製が多く、中には銀や金で豪華に装飾されたものもあり、その輝きは見る人を惹きつけます。 日本のコーヒーポットとは全く違い、このダッラは単に「お湯を注ぐ」ためのものではありません。 コーヒー豆(特にカルダモンなどのスパイスが入ったもの)を直接入れて煮出し、そのままお客様に振る舞うという、抽出から提供までを一体化した役割を担っています。 ダッラそのものが中東の豊かなコーヒー文化と、そこに込められた温かい「おもてなしの心」を象徴しているんです。 ダッラが紡ぐ、温かい絆:中東流「おもてなし」の真髄 中東ではコーヒーは単なる飲み物ではありません。 それは、人々が互いを迎え入れ、絆を深めるための大切な「儀式」であり、「コミュニケーションツール」です。そして、その中心にいつもダッラがあります。 アラブのティーウェアに魅せられて Dallah ポットと暮らしの道具たち お客様が家を訪れると、最初にダッラで淹れたアラビックコーヒーが振る舞われます。 これは「ようこそ、心からあなたを歓迎します」という、最高の歓迎のメッセージなんです。ホストがダッラを手に、指先でつまむくらいの小さなアラビックコーヒーカップに少しずつ丁寧にコーヒーを注ぐ姿は、まさに絵になる光景。 ダッラで淹れるアラビックコーヒーは、カルダモンの香りが際立つように砂糖は入れません。 代わりにデーツ(ナツメヤシの実)などの甘いドライフルーツが添えられます。 コーヒーを一口、そしてデーツを一口。この苦味と甘みの絶妙なハーモニーが、会話をさらに弾ませるんです。 何度もおかわりを勧められる度に注ぎ入れてもらって、ゆっくりと時間をかけてコーヒーを味わいながら語り合う。...
あなたの知らないコーヒーの世界。ダッラ(Dallah)が紡ぐ、中東の温かい絆と香りの秘密
いつものコーヒータイムに、異国の物語を もし、あなたが「いつものコーヒーにちょっと飽きたな」「普段とは違う文化や慣習に触れてみたい」と感じることがあるなら、今日はお伝えしたいことがあります。 それは、中東文化と共に出会った魔法を思わせるような美しいポット、Dallah(ダッラ)のお話です。 このポットは単なるコーヒーを淹れる道具ではありません。中東の温かい人々の絆や、心尽くしのおもてなしが詰まった「物語を紡ぐ」存在なんです。 この記事ではダッラの魅力と、それを取り巻く中東の奥深いコーヒー文化をご紹介します。 さあ、あなたの知らないコーヒーの世界へ、一緒に旅に出かけましょう。 ダッラって? 中東のコーヒー文化を彩る、美しき象徴 「ダッラ (Dallah)」。 日本語には無いその響きも、どこかエキゾチックで魅力的ですよね。このポットは中東の伝統的なアラビックコーヒーを淹れるための非常に特徴的な道具です。 まず目を引くのはその美しいフォルム。 胴体が丸く膨らみ、細く優雅にカーブした注ぎ口、そして大きめに伸びた持ち手。まるで芸術作品のようなスタイリングで、古くは一つ一つ職人の手によって作られたものです。 銅や真鍮製が多く、中には銀や金で豪華に装飾されたものもあり、その輝きは見る人を惹きつけます。 日本のコーヒーポットとは全く違い、このダッラは単に「お湯を注ぐ」ためのものではありません。 コーヒー豆(特にカルダモンなどのスパイスが入ったもの)を直接入れて煮出し、そのままお客様に振る舞うという、抽出から提供までを一体化した役割を担っています。 ダッラそのものが中東の豊かなコーヒー文化と、そこに込められた温かい「おもてなしの心」を象徴しているんです。 ダッラが紡ぐ、温かい絆:中東流「おもてなし」の真髄 中東ではコーヒーは単なる飲み物ではありません。 それは、人々が互いを迎え入れ、絆を深めるための大切な「儀式」であり、「コミュニケーションツール」です。そして、その中心にいつもダッラがあります。 アラブのティーウェアに魅せられて Dallah ポットと暮らしの道具たち お客様が家を訪れると、最初にダッラで淹れたアラビックコーヒーが振る舞われます。 これは「ようこそ、心からあなたを歓迎します」という、最高の歓迎のメッセージなんです。ホストがダッラを手に、指先でつまむくらいの小さなアラビックコーヒーカップに少しずつ丁寧にコーヒーを注ぐ姿は、まさに絵になる光景。 ダッラで淹れるアラビックコーヒーは、カルダモンの香りが際立つように砂糖は入れません。 代わりにデーツ(ナツメヤシの実)などの甘いドライフルーツが添えられます。 コーヒーを一口、そしてデーツを一口。この苦味と甘みの絶妙なハーモニーが、会話をさらに弾ませるんです。 何度もおかわりを勧められる度に注ぎ入れてもらって、ゆっくりと時間をかけてコーヒーを味わいながら語り合う。...

美の源流は中東にあり?【ざくろ】女性に愛される赤い果実の歴史と文化を探る
赤く艶やかな果実「ザクロ」。 少々食べにくいスタイリングではあるものの、その深い色と甘酸っぱい味わいに惹かれてジュースやスイーツとして親しまれている方も多いのではないでしょうか。 健康や美容への効果で話題になる果物ですが、実ははるか古代の中東を起源とし、豊かな文化や歴史とともに人々に愛されてきた存在です。 この記事ではザクロに込められた中東の物語と、現代の私たちの暮らしとのつながりをご紹介します。 中東が育んだ“聖なる果実” ザクロ(pomegranate)は、イランやアフガニスタンの辺りを中心とした古代ペルシャ地域が原産とされ、4000年以上も前から人々に親しまれてきました。 旧約聖書やコーランにもその名が記され、「楽園の果実」として崇められていたザクロは、宗教的にも文化的にも高い象徴性を持っているといえます。 例えば、ユダヤ教ではザクロの実が613粒あると信じられており、これは律法の数と一致するそうです。 またイスラム文化においても神からの祝福を意味する果実とされ、多くの詩や物語の中でもその存在が謳われています。結婚式や新年のお祝いの場でザクロを割る儀式は「繁栄」や「平和」などへの祈りが込められた風習です。 豊穣を描いたザクロの文様 その文化的意味は、暮らしの中の装飾にも色濃く表れています。 オスマン帝国時代のタイルやペルシャ絨毯には、ザクロの実や葉がモチーフとして頻繁に登場するそう。 艶やかで丸みを帯びたその姿は、豊かさや永続性を視覚的に表現するデザインとして重宝されてきました。 また、中東の手工芸品ではザクロ柄の刺繍が布製品や衣装、装飾品にあしらわれ、「守り」や「祝福」の意味を込めて女性たちの手で受け継がれてきました。 こうした文化背景を知ることで、ザクロという果実の奥深さと美的価値をより感じることができるのではないでしょうか。 雑貨に宿る祈りと美しさ このザクロの象徴性は現代の雑貨やクラフトにも受け継がれています。 深紅の実を模した金属加工やガラス細工、小物入れや刺繍商品など、ザクロは視覚だけでなく感性に訴えるモチーフとして、暮らしの中に“ストーリー”を届けてくれます。 ざくろの小物入れ アクセサリー飾る×まとめる 健康と美の象徴としてのザクロ 近年では、その高い抗酸化作用や美容効果にも注目が集まっています。 ポリフェノールやビタミンCが豊富に含まれ、血流改善やアンチエイジング、肌の保湿効果など、特に女性に喜ばれる栄養素が詰まっています。 公的な研究機関の報告では、ザクロの摂取が心血管の健康維持や血圧低下にもつながる可能性が示されており、古くから薬用果実として扱われてきた背景にも科学的な裏付けが加わりつつあります。 フェセンジャン、家庭の味に息づくザクロの力...
美の源流は中東にあり?【ざくろ】女性に愛される赤い果実の歴史と文化を探る
赤く艶やかな果実「ザクロ」。 少々食べにくいスタイリングではあるものの、その深い色と甘酸っぱい味わいに惹かれてジュースやスイーツとして親しまれている方も多いのではないでしょうか。 健康や美容への効果で話題になる果物ですが、実ははるか古代の中東を起源とし、豊かな文化や歴史とともに人々に愛されてきた存在です。 この記事ではザクロに込められた中東の物語と、現代の私たちの暮らしとのつながりをご紹介します。 中東が育んだ“聖なる果実” ザクロ(pomegranate)は、イランやアフガニスタンの辺りを中心とした古代ペルシャ地域が原産とされ、4000年以上も前から人々に親しまれてきました。 旧約聖書やコーランにもその名が記され、「楽園の果実」として崇められていたザクロは、宗教的にも文化的にも高い象徴性を持っているといえます。 例えば、ユダヤ教ではザクロの実が613粒あると信じられており、これは律法の数と一致するそうです。 またイスラム文化においても神からの祝福を意味する果実とされ、多くの詩や物語の中でもその存在が謳われています。結婚式や新年のお祝いの場でザクロを割る儀式は「繁栄」や「平和」などへの祈りが込められた風習です。 豊穣を描いたザクロの文様 その文化的意味は、暮らしの中の装飾にも色濃く表れています。 オスマン帝国時代のタイルやペルシャ絨毯には、ザクロの実や葉がモチーフとして頻繁に登場するそう。 艶やかで丸みを帯びたその姿は、豊かさや永続性を視覚的に表現するデザインとして重宝されてきました。 また、中東の手工芸品ではザクロ柄の刺繍が布製品や衣装、装飾品にあしらわれ、「守り」や「祝福」の意味を込めて女性たちの手で受け継がれてきました。 こうした文化背景を知ることで、ザクロという果実の奥深さと美的価値をより感じることができるのではないでしょうか。 雑貨に宿る祈りと美しさ このザクロの象徴性は現代の雑貨やクラフトにも受け継がれています。 深紅の実を模した金属加工やガラス細工、小物入れや刺繍商品など、ザクロは視覚だけでなく感性に訴えるモチーフとして、暮らしの中に“ストーリー”を届けてくれます。 ざくろの小物入れ アクセサリー飾る×まとめる 健康と美の象徴としてのザクロ 近年では、その高い抗酸化作用や美容効果にも注目が集まっています。 ポリフェノールやビタミンCが豊富に含まれ、血流改善やアンチエイジング、肌の保湿効果など、特に女性に喜ばれる栄養素が詰まっています。 公的な研究機関の報告では、ザクロの摂取が心血管の健康維持や血圧低下にもつながる可能性が示されており、古くから薬用果実として扱われてきた背景にも科学的な裏付けが加わりつつあります。 フェセンジャン、家庭の味に息づくザクロの力...

猫の楽園・トルコ|イスタンブールで出会う心やすらぐ猫たちと銅像になった猫
メルハバ!(こんにちは) 猫大好きのプスプスといいます。前回に続いて、今回もトルコの魅力をご紹介したいと思います。 前回記事 なぜトルコは親日国?歴史がつなぐ日本との絆の物語 ぜひ最後までお付き合いくださいね。 猫好きさん、トルコは“天国”かもしれません さて、みなさんは動物はお好きですか? 犬、猫、鳥、ウサギ、ハムスター辺りは結構人気だったりしますよね。他にもカメレオンやヘビ等の爬虫類、カクレクマノミや金魚のような魚類がお好きな方もいらっしゃると思います。 私自身はとにかく猫が大好きで、今も一緒に暮らしています。 日本には「猫カフェ」や「猫島」があるように、猫とふれあえる場所が人気だったりしますし、浮世絵にも猫がたくさん描かれていたりと猫好きの国としても知られていますよね。 そんな日本と同じくらい……いえ、それ以上に猫を大切にしている国があるのをご存じですか? それが――トルコです。 「猫の都」イスタンブール 特にイスタンブールは“猫の都”と称されるほどの有名な都市で、街のあちこちで猫たちがのびのびと暮らしています。 何故猫たちが安心して暮らせるのかというと、トルコでは国ぐるみで野良猫の保護を推進しており、野良猫にご飯をあげるのが当たり前になっているんです。 政府は「飼い主のいない動物たちに、一杯のご飯、一杯の水」というスローガンを掲げ、地域住民や公務員が率先してご飯を配っています。 観光客が野良猫にご飯をあげることも大歓迎で、スーパーでは観光客がご飯をあげやすいようにと一回分に小分けされたご飯が売っていたりします。 まさに国ぐるみで猫と共に生きている──そんな風景がトルコでは日常なのです。 手厚いケアと法整備で猫たちも安心 ただご飯をあげて可愛がるだけでなく、トルコでは政府と自治体により随時避妊・去勢手術や健康管理も行われています。猫たちにはマイクロチップを埋め込み、地域ごとの識別や手術履歴を管理しているんです。 さらに一部地域では野良動物専用の救急車まで用意されていて、怪我をした猫がいれば動物病院まで運んでもらえる仕組みもあるのです。 そして野良猫を無償で診察してくれる獣医師さんもたくさんいらっしゃいます。 何故ここまで大切にされているのか、 それは野良猫の権利が法律によって守られているからなんです。 イスタンブール全体が“猫カフェ”? そんな気持ちが猫にも伝わっているのか、特にイスタンブールに住む猫たちは人間を全く怖がらずに近づいてきてくれる子がたくさんいます。...
猫の楽園・トルコ|イスタンブールで出会う心やすらぐ猫たちと銅像になった猫
メルハバ!(こんにちは) 猫大好きのプスプスといいます。前回に続いて、今回もトルコの魅力をご紹介したいと思います。 前回記事 なぜトルコは親日国?歴史がつなぐ日本との絆の物語 ぜひ最後までお付き合いくださいね。 猫好きさん、トルコは“天国”かもしれません さて、みなさんは動物はお好きですか? 犬、猫、鳥、ウサギ、ハムスター辺りは結構人気だったりしますよね。他にもカメレオンやヘビ等の爬虫類、カクレクマノミや金魚のような魚類がお好きな方もいらっしゃると思います。 私自身はとにかく猫が大好きで、今も一緒に暮らしています。 日本には「猫カフェ」や「猫島」があるように、猫とふれあえる場所が人気だったりしますし、浮世絵にも猫がたくさん描かれていたりと猫好きの国としても知られていますよね。 そんな日本と同じくらい……いえ、それ以上に猫を大切にしている国があるのをご存じですか? それが――トルコです。 「猫の都」イスタンブール 特にイスタンブールは“猫の都”と称されるほどの有名な都市で、街のあちこちで猫たちがのびのびと暮らしています。 何故猫たちが安心して暮らせるのかというと、トルコでは国ぐるみで野良猫の保護を推進しており、野良猫にご飯をあげるのが当たり前になっているんです。 政府は「飼い主のいない動物たちに、一杯のご飯、一杯の水」というスローガンを掲げ、地域住民や公務員が率先してご飯を配っています。 観光客が野良猫にご飯をあげることも大歓迎で、スーパーでは観光客がご飯をあげやすいようにと一回分に小分けされたご飯が売っていたりします。 まさに国ぐるみで猫と共に生きている──そんな風景がトルコでは日常なのです。 手厚いケアと法整備で猫たちも安心 ただご飯をあげて可愛がるだけでなく、トルコでは政府と自治体により随時避妊・去勢手術や健康管理も行われています。猫たちにはマイクロチップを埋め込み、地域ごとの識別や手術履歴を管理しているんです。 さらに一部地域では野良動物専用の救急車まで用意されていて、怪我をした猫がいれば動物病院まで運んでもらえる仕組みもあるのです。 そして野良猫を無償で診察してくれる獣医師さんもたくさんいらっしゃいます。 何故ここまで大切にされているのか、 それは野良猫の権利が法律によって守られているからなんです。 イスタンブール全体が“猫カフェ”? そんな気持ちが猫にも伝わっているのか、特にイスタンブールに住む猫たちは人間を全く怖がらずに近づいてきてくれる子がたくさんいます。...

ひとり旅や女子旅で楽しむ中東|ドバイ、アブダビ、イスタンブール、湾岸アラブ体験記まとめ
中東というと「遠い」「ちょっと不安」と思われがちですが、女性ひとりでも楽しめる魅力あふれる旅先として注目を集めています。 歴史ある文化、美しい雑貨、親切な人々、そして驚きのグルメ体験――。 この記事では、普通の旅ではなかなか味わえない?とも思える現地の友人知人を頼った体験を含めて、UAE、トルコ、カタール、クウェート、ヨルダンの旅の記録を国別にまとめました。 UAE(アラブ首長国連邦) ドバイとアブダビで感じる現代と歴史の交差点 【UAE ひとり旅】アブダビの雑貨の展示会に行ってみた!中東の魅力あふれるブランド巡り 初めてのドバイ旅行「食の衝撃」 ~ 食べ歩きの女子旅でアラブ料理を堪能 3日間で4回通ったドバイのアラブレストランと白米ではなかったホワイトライス 強制的にメニュー変更!?ドバイ旅行中に1人で通ったアラブレストラン トルコ チャイとスイーツ、生活に根ざしたおもてなし文化 トルコのチャイとコーヒーの接待。美しいチャイグラスで楽しむ一杯とその文化 中東のチーズケーキ「クナーファ」の多様性。砂漠の中でBBQスイーツ チキン入りスイーツ【カザンディビ】トルコの牛乳プリン、謎デザートに迫る カタール スーク(市場)と家族の文化に癒される 迷い込んでも楽しい!ドーハの「スーク・ワキーフ」で中東の魅力にひたる一日 湾岸アラブでのショッピング体験。お会計はつまみ食いの後で? もはやフードファイト、カタールの金曜日はひたすら食べ続ける家族の集い アラブのティーウェアに魅せられて|Dallah ポットと暮らしの道具たち クウェート 人と伝統や文化の日常の物語 中東に触れて:Henna(ヘナ タトゥー)がつないだご縁で広がった生活 中東では身近すぎるイスラム幾何学模様に囲まれる日常とやりたいこと...
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なぜトルコは親日国?歴史がつなぐ日本との絆の物語
こんにちは。 はじめてトルコ紹介の記事をライティングさせていただきました猫好きのプスプスと申します。 「『プスプス』って何?」と不思議に思われましたか? 実はこれ、トルコで猫を呼ぶときの掛け声なんです。トルコの街角では野良猫に「プスプス」と声をかけると、トコトコと寄ってきてくれるんだとか。 本当に来るかどうかは……行ってみてのお楽しみ。 今回は、そんな猫の国トルコから、ちょっと心温まる日本との歴史的なつながりをご紹介します。 トルコってどんな国?日本との深い関係 「トルコ」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか? ケバブ、バザール、オリエンタルな建築…。 大抵の人はトルコって国のことは知っていても、具体的な場所やどんな国か知っている人は少ないのではないでしょうか。 でも、意外と知られていないのが日本との深い絆。トルコは、世界有数の「親日国」と言われています。 その理由、気になりませんか? 実はそこには、130年以上前のある壮絶な出来事があったのです。 エルトゥールル号の遭難と日本人の救出劇 時は1890年9月16日。 一隻の軍艦が和歌山県沖で座礁し、沈没するという事故が起きました。 その船の名はエルトゥールル号。 当時のオスマン帝国(現在のトルコ)海軍の軍艦で、日本とオスマン帝国の友好を目的とした親善使節団が乗っており、一行はオスマン帝国最初の訪日親善使節団として盛大な歓迎を受けていました。 3ヵ月にわたる滞在を終え、盛大な見送りの中で出航したエルトゥールル号。 しかしその帰路、折からの台風の影響を受け、船は制御不能に。 イメージ その後、和歌山県・樫野崎の岩礁に激突し、沈没してしまいました。 この知らせを聞いた地元住民たちは総出で救助に奔走。 台風の大荒れの中、不眠不休で命懸けの捜索活動が行われ、69名の乗員が救出されました。 生存者は神戸の病院に入院し治療を受け、その後に日本海軍はこの生存者を軍艦に乗せてイスタンブールまで送り届けたのです。 この出来事はトルコ国内でも広く報道されました。それ以来、トルコの人々の心には「日本人は命を救ってくれた恩人」としての印象が深く刻まれたのです。 エルトゥールル号遭難慰霊碑(和歌山県東牟婁郡串本町) ...
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こんにちは。 はじめてトルコ紹介の記事をライティングさせていただきました猫好きのプスプスと申します。 「『プスプス』って何?」と不思議に思われましたか? 実はこれ、トルコで猫を呼ぶときの掛け声なんです。トルコの街角では野良猫に「プスプス」と声をかけると、トコトコと寄ってきてくれるんだとか。 本当に来るかどうかは……行ってみてのお楽しみ。 今回は、そんな猫の国トルコから、ちょっと心温まる日本との歴史的なつながりをご紹介します。 トルコってどんな国?日本との深い関係 「トルコ」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか? ケバブ、バザール、オリエンタルな建築…。 大抵の人はトルコって国のことは知っていても、具体的な場所やどんな国か知っている人は少ないのではないでしょうか。 でも、意外と知られていないのが日本との深い絆。トルコは、世界有数の「親日国」と言われています。 その理由、気になりませんか? 実はそこには、130年以上前のある壮絶な出来事があったのです。 エルトゥールル号の遭難と日本人の救出劇 時は1890年9月16日。 一隻の軍艦が和歌山県沖で座礁し、沈没するという事故が起きました。 その船の名はエルトゥールル号。 当時のオスマン帝国(現在のトルコ)海軍の軍艦で、日本とオスマン帝国の友好を目的とした親善使節団が乗っており、一行はオスマン帝国最初の訪日親善使節団として盛大な歓迎を受けていました。 3ヵ月にわたる滞在を終え、盛大な見送りの中で出航したエルトゥールル号。 しかしその帰路、折からの台風の影響を受け、船は制御不能に。 イメージ その後、和歌山県・樫野崎の岩礁に激突し、沈没してしまいました。 この知らせを聞いた地元住民たちは総出で救助に奔走。 台風の大荒れの中、不眠不休で命懸けの捜索活動が行われ、69名の乗員が救出されました。 生存者は神戸の病院に入院し治療を受け、その後に日本海軍はこの生存者を軍艦に乗せてイスタンブールまで送り届けたのです。 この出来事はトルコ国内でも広く報道されました。それ以来、トルコの人々の心には「日本人は命を救ってくれた恩人」としての印象が深く刻まれたのです。 エルトゥールル号遭難慰霊碑(和歌山県東牟婁郡串本町) ...

迷い込んでも楽しい!ドーハの「スーク・ワキーフ」で中東の魅力にひたる一日
こんにちは、Sunaoです。 早速ですが、「カタール」と聞いてどんなイメージが浮かびますか? 首都は「ドーハ」、サッカー好きの方には特に馴染みがあるかもしれません。 ひと昔前までは「何もない国」と言われていたこの国も、いまでは中東の文化とモダンさが融合する独特の魅力を放っています。 私が初めてカタールを訪れたのは約20年前。その頃は、本当に「何もない…」と感じたものですが、いまや首都ドーハにはぜひ立ち寄ってほしいスポットがあります。 特に、時間をかけてじっくり楽しんでほしいのが「スーク・ワキーフ(Souq Waqif)」です。 スーク・ワキーフってどんな場所? 「スーク」とはアラビア語で“市場”のこと。中東各地には「スーク○○」や「○○スーク」という名称の市場がありますが、スーク・ワキーフはその中でも特に超有名で人気の高い観光スポットです。 ドーハ中心部にあるこのスークは、伝統的なアラブ建築が立ち並び、日本人観光客からすると、まるで異世界に迷い込んだかのような雰囲気。 広大な敷地内には、衣料品、生活雑貨、ジュエリー、ペット用品、香水、スパイス、果ては家電まで、お土産物でも何でも揃います。 歩いていると、どこからともなく香ばしいスパイスの香りが漂ってきたり、陽気な音楽に足を止めたくなったり。 時折、伝統的なダンスや音楽のパフォーマンスが行われていることもあります。 市場を歩くなら、午前中がおすすめ スーク・ワキーフは、午前中は比較的すいていて落ち着いて見て回れます。夕方以降になると”ごった返す”というくらいに人が増え、アラブならではの熱気と活気に包まれますが、それもまた魅力でおもしろポイント。 お昼前からゆったり散策、夕方から賑わいを楽しむ、そんな具合に2周するのも贅沢な楽しみ方です。 迷子も楽しい、アラブの迷宮 このスーク、まるで迷路のような構造なんです。 方向音痴の私は、見ながら歩いているうちに迷子になったり行きたい店にたどり着けながったり(笑) 「あれ?このお店さっきも見たかも…」「さっき値切りに負けた店員さんと、また目が合っちゃった…」なんてことも度々。 そんなことも含めて、“迷いながら出会う雑貨たち”との一期一会が楽しさのひとつです。 日本では手に入りにくい雑貨や香りに出会える 日本ではまず見かけない道具や調味料、不思議な形のランプやカラフルな布もの……。旅の途中でそんな雑貨アイテムに出会ったら、ワクワクしませんか? 毎度の私のお目当ては、かわいい中東雑貨とお香、スパイス類。 特に「乳香(フランキンセンス)」は日本では数十グラムで数千円する高級品で、キロ単位での販売も多いですが、1kg以下で買えるお店もあるので気軽に聞いてみましょう。 珍しい現地の民族衣装は子供服も安く手に入るので、お子さんがいる方へのお土産にすると喜ばれるかも?! 迷子の合間にカフェでひと息 スーク内にはスイーツや軽食、チャイなどのスタンド(屋台)もたくさんありますが、朝から営業しているなどレストランやカフェも充実しています。...
迷い込んでも楽しい!ドーハの「スーク・ワキーフ」で中東の魅力にひたる一日
こんにちは、Sunaoです。 早速ですが、「カタール」と聞いてどんなイメージが浮かびますか? 首都は「ドーハ」、サッカー好きの方には特に馴染みがあるかもしれません。 ひと昔前までは「何もない国」と言われていたこの国も、いまでは中東の文化とモダンさが融合する独特の魅力を放っています。 私が初めてカタールを訪れたのは約20年前。その頃は、本当に「何もない…」と感じたものですが、いまや首都ドーハにはぜひ立ち寄ってほしいスポットがあります。 特に、時間をかけてじっくり楽しんでほしいのが「スーク・ワキーフ(Souq Waqif)」です。 スーク・ワキーフってどんな場所? 「スーク」とはアラビア語で“市場”のこと。中東各地には「スーク○○」や「○○スーク」という名称の市場がありますが、スーク・ワキーフはその中でも特に超有名で人気の高い観光スポットです。 ドーハ中心部にあるこのスークは、伝統的なアラブ建築が立ち並び、日本人観光客からすると、まるで異世界に迷い込んだかのような雰囲気。 広大な敷地内には、衣料品、生活雑貨、ジュエリー、ペット用品、香水、スパイス、果ては家電まで、お土産物でも何でも揃います。 歩いていると、どこからともなく香ばしいスパイスの香りが漂ってきたり、陽気な音楽に足を止めたくなったり。 時折、伝統的なダンスや音楽のパフォーマンスが行われていることもあります。 市場を歩くなら、午前中がおすすめ スーク・ワキーフは、午前中は比較的すいていて落ち着いて見て回れます。夕方以降になると”ごった返す”というくらいに人が増え、アラブならではの熱気と活気に包まれますが、それもまた魅力でおもしろポイント。 お昼前からゆったり散策、夕方から賑わいを楽しむ、そんな具合に2周するのも贅沢な楽しみ方です。 迷子も楽しい、アラブの迷宮 このスーク、まるで迷路のような構造なんです。 方向音痴の私は、見ながら歩いているうちに迷子になったり行きたい店にたどり着けながったり(笑) 「あれ?このお店さっきも見たかも…」「さっき値切りに負けた店員さんと、また目が合っちゃった…」なんてことも度々。 そんなことも含めて、“迷いながら出会う雑貨たち”との一期一会が楽しさのひとつです。 日本では手に入りにくい雑貨や香りに出会える 日本ではまず見かけない道具や調味料、不思議な形のランプやカラフルな布もの……。旅の途中でそんな雑貨アイテムに出会ったら、ワクワクしませんか? 毎度の私のお目当ては、かわいい中東雑貨とお香、スパイス類。 特に「乳香(フランキンセンス)」は日本では数十グラムで数千円する高級品で、キロ単位での販売も多いですが、1kg以下で買えるお店もあるので気軽に聞いてみましょう。 珍しい現地の民族衣装は子供服も安く手に入るので、お子さんがいる方へのお土産にすると喜ばれるかも?! 迷子の合間にカフェでひと息 スーク内にはスイーツや軽食、チャイなどのスタンド(屋台)もたくさんありますが、朝から営業しているなどレストランやカフェも充実しています。...

ノンアルでも大満足!レモンミントジュースは肉料理に合うアラブの爽快ドリンク
肉料理にワイン?その常識をゆるやかに変えたい 「肉料理には赤ワイン」 そんな確固たる思いを持っている人も多いかもしれません。 しかし、健康意識や体質、ライフスタイルの変化から、 「お酒を控えることを決めた」「お酒は飲めないけど、食事の満足度は上げたい」 という人も増えてきています。 聞かれる話は、 「お酒を飲むと翌朝に響くから、今晩はノンアルで」 「運転するから飲めないけど、肉料理も十分に楽しみたい」 「妊娠中・授乳中でも食事の楽しみは諦めたくない」 肉料理に合うノンアル ノンアルコールカクテルなど、ノンアルドリンクのバリエーションも数多く広がってきている中で、飲んだ人は「これはアリ!」と何故か気に入る飲み物があります。 それは、カタール旅行で初めて出会った「レモンミントジュース」です。 レモンミントジュースとの出会い。真夏のドバイでも 真夏の気温は40℃超え、旅行で訪れたカタール。 観光の合間にレストランで友人から何気なく勧められたのが この緑色の鮮やかなドリンク──レモンミントジュース。 正直、最初は色味とミントのイメージにちょっと抵抗がありました。 が、ひと口飲んで、サーーーッと目が覚めました。 ミントの清涼感とレモンの酸味、そしてほんのり甘み。 想像以上にサッパリ爽やかな大人の味だったのです。 その後にドバイ旅行に連れて行った母も、社内の同僚も、初見の印象はよくありませんが、 ひと口飲み、ふた口飲み、、旅行中にレストランで食事をする度に注文するほど気に入ってくれました。 初めてのドバイ旅行「食の衝撃」 現地の人たちはケバブやグリルラムなど、しっかり味の肉料理と一緒にこのジュースを飲んでいますが、 酷暑の夏にもさっぱり爽やかで飲みやすく、お肉の脂や濃いソースの味とも相性はピッタリです。 ...
ノンアルでも大満足!レモンミントジュースは肉料理に合うアラブの爽快ドリンク
肉料理にワイン?その常識をゆるやかに変えたい 「肉料理には赤ワイン」 そんな確固たる思いを持っている人も多いかもしれません。 しかし、健康意識や体質、ライフスタイルの変化から、 「お酒を控えることを決めた」「お酒は飲めないけど、食事の満足度は上げたい」 という人も増えてきています。 聞かれる話は、 「お酒を飲むと翌朝に響くから、今晩はノンアルで」 「運転するから飲めないけど、肉料理も十分に楽しみたい」 「妊娠中・授乳中でも食事の楽しみは諦めたくない」 肉料理に合うノンアル ノンアルコールカクテルなど、ノンアルドリンクのバリエーションも数多く広がってきている中で、飲んだ人は「これはアリ!」と何故か気に入る飲み物があります。 それは、カタール旅行で初めて出会った「レモンミントジュース」です。 レモンミントジュースとの出会い。真夏のドバイでも 真夏の気温は40℃超え、旅行で訪れたカタール。 観光の合間にレストランで友人から何気なく勧められたのが この緑色の鮮やかなドリンク──レモンミントジュース。 正直、最初は色味とミントのイメージにちょっと抵抗がありました。 が、ひと口飲んで、サーーーッと目が覚めました。 ミントの清涼感とレモンの酸味、そしてほんのり甘み。 想像以上にサッパリ爽やかな大人の味だったのです。 その後にドバイ旅行に連れて行った母も、社内の同僚も、初見の印象はよくありませんが、 ひと口飲み、ふた口飲み、、旅行中にレストランで食事をする度に注文するほど気に入ってくれました。 初めてのドバイ旅行「食の衝撃」 現地の人たちはケバブやグリルラムなど、しっかり味の肉料理と一緒にこのジュースを飲んでいますが、 酷暑の夏にもさっぱり爽やかで飲みやすく、お肉の脂や濃いソースの味とも相性はピッタリです。 ...

アラブのティーウェアに魅せられて|Dallah ポットと暮らしの道具たち
今回は、私がよく旅をするカタールやクウェートの友人宅のお話です。 現地の友人たちと過ごす時間の中で、いつも印象的なのが「お茶の時間」の風景です。 湾岸アラブでは、ゲストが来るときはもちろん、日常的な家族だけの団らんのためにも、リビングルームにはいつでもアラビックコーヒーと紅茶の保温ポットが準備されています。 日常のひとコマに、自然に“もてなし”が溶け込んでいるのです。 コーヒーと紅茶、気分や好みで”おもてなし” 友人のお姉さん宅で見せてもらったティーセットもとても素敵でした。 小さなおちょこのようなカップがアラビックコーヒー用、そして取っ手付きのカップが紅茶用。それぞれに専用のカップがあり、使い分けられています。 家族や知人が集まるリビングで、お茶やお菓子を囲みながら過ごす時間は、湾岸アラブの暮らしに深く根付いた文化です。 食器棚にあふれる“おもてなし”の道具 湾岸アラブ地域の家庭は大家族が多く、また親戚づきあいも活発で、親戚や友人が頻繁に訪れることもあり、食器棚の中にはたくさんのポットやカップが並んでいます。 同じデザインのポットが2つあるのは、紅茶用とコーヒー用で使い分けているから。 色の統一感やデザインを揃えているため、同じ形のポットが複数あります。 家に人が集まる文化やおもてなしの心が、この食器に現れていると思います。 私自身もポットやグラスが大好きですが、日本の住まい事情を考えるとここまで揃えるのは難しく、こういうコレクションができるのが羨ましくなります。 実用性と効率を兼ねた食器収納法 さらに驚いたのは、カップやグラスの収納方法。 カップをトレイに乗せ、マルッとラップをかけて積み重ねて保管しています。 これは砂嵐が来たときにも砂まみれにならないようにするため。 リビングに運ぶのも簡単で安全ですし、ラップを外せばすぐにゲストに出せるので、機能性と実用性を兼ねた工夫ですね。 食器にもトレンドがある 中東現地ではティーセットを扱うお店も数多く、品揃えが豊富で、何年かごとで訪れるたびに新しいデザインに出会えます。 特に湾岸地域では食器にも流行がある印象で、毎回欲しくなってしまいます。 中東らしい幾何学模様が印象的なセット。 ひと昔前は、ゴールドやシルバーのギラギラした装飾が主流でした。 もちろん今でも根強い人気はありますが、近年ではシンプルで洗練されたデザインも増えてきています。 アラブの象徴、Dallah(ダッラ)...
アラブのティーウェアに魅せられて|Dallah ポットと暮らしの道具たち
今回は、私がよく旅をするカタールやクウェートの友人宅のお話です。 現地の友人たちと過ごす時間の中で、いつも印象的なのが「お茶の時間」の風景です。 湾岸アラブでは、ゲストが来るときはもちろん、日常的な家族だけの団らんのためにも、リビングルームにはいつでもアラビックコーヒーと紅茶の保温ポットが準備されています。 日常のひとコマに、自然に“もてなし”が溶け込んでいるのです。 コーヒーと紅茶、気分や好みで”おもてなし” 友人のお姉さん宅で見せてもらったティーセットもとても素敵でした。 小さなおちょこのようなカップがアラビックコーヒー用、そして取っ手付きのカップが紅茶用。それぞれに専用のカップがあり、使い分けられています。 家族や知人が集まるリビングで、お茶やお菓子を囲みながら過ごす時間は、湾岸アラブの暮らしに深く根付いた文化です。 食器棚にあふれる“おもてなし”の道具 湾岸アラブ地域の家庭は大家族が多く、また親戚づきあいも活発で、親戚や友人が頻繁に訪れることもあり、食器棚の中にはたくさんのポットやカップが並んでいます。 同じデザインのポットが2つあるのは、紅茶用とコーヒー用で使い分けているから。 色の統一感やデザインを揃えているため、同じ形のポットが複数あります。 家に人が集まる文化やおもてなしの心が、この食器に現れていると思います。 私自身もポットやグラスが大好きですが、日本の住まい事情を考えるとここまで揃えるのは難しく、こういうコレクションができるのが羨ましくなります。 実用性と効率を兼ねた食器収納法 さらに驚いたのは、カップやグラスの収納方法。 カップをトレイに乗せ、マルッとラップをかけて積み重ねて保管しています。 これは砂嵐が来たときにも砂まみれにならないようにするため。 リビングに運ぶのも簡単で安全ですし、ラップを外せばすぐにゲストに出せるので、機能性と実用性を兼ねた工夫ですね。 食器にもトレンドがある 中東現地ではティーセットを扱うお店も数多く、品揃えが豊富で、何年かごとで訪れるたびに新しいデザインに出会えます。 特に湾岸地域では食器にも流行がある印象で、毎回欲しくなってしまいます。 中東らしい幾何学模様が印象的なセット。 ひと昔前は、ゴールドやシルバーのギラギラした装飾が主流でした。 もちろん今でも根強い人気はありますが、近年ではシンプルで洗練されたデザインも増えてきています。 アラブの象徴、Dallah(ダッラ)...

【アルファナルおすすめ】美と癒しをくれる中東スイーツ記事7選|デーツ・バクラヴァ・ドバイチョコ
甘いものに癒されたい大人の女性へ。 仕事に、家事に、育児に、、毎日がんばる私たちに必要なのは「少しだけ、心がほぐれる時間」。 中東生まれのスイーツは、ただの甘さ以上に美しさ、豊かさ、そして自分を大切にする贅沢感を届けてくれます。 この記事では大人の女性にぴったりな中東スイーツを厳選してご紹介。 ティータイムのお供に、自分へのご褒美に、心ときめく一品を探してみませんか? ①【美活スイーツ】高級デーツで美と健康を手に入れる デーツは奇跡の果実と呼ばれるほど、ミネラルや食物繊維が豊富。特に世界的にも有名な高級ブランド「バティール(Bateel)」のデーツは甘さも上品で、美意識高めな女性たちから支持されています。 ▶ おいしくてお取寄せ必須!?ドバイ旅行の土産は美容と健康にいいらしい高級デーツ ②【美容と糖質コントロール】デーツを正しく楽しむために どんなに体に良いとされる食品も“食べ方”を間違えたら逆効果。1日何粒がちょうどいい? 太りにくい食べ方は?忙しい30代以上の女性が知っておきたい「デーツ活用術」をまとめました。 ▶ デーツは美容に効果的? かんたんに知っておきたい効能と注意 ③【特別なギフトに】イスタンブール直送の高級バクラヴァ 銀座・松屋でも買える、トルコの名門「ナーディル・ギュル」のバクラヴァ。サクサクのパイ生地と濃厚ナッツの層に、うっとり。ちょっと贅沢な“私へのプレゼント”にもぴったりです。 ▶ トルコ発!でも東京のお土産にぴったり!! バクラヴァの高級菓子ブランド 「ナーディル・ギュル(Nadir Gullu)」 ④【大人のチョコ欲】トルコチョコレートとロクムの誘惑 カラフルで宝石みたいなターキッシュディライト(ロクム)や、濃厚なトルコチョコ。甘さ控えめな大人仕様のスイーツはコーヒーにもビッタリ。見た目でも味わいでも、自宅カフェタイムが格上げされること間違いなしです。 ▶ ドバイチョコの次は「トルコチョコレート」がブームに!?トルコ発の高級菓子ブランド「ディヴァン(Divan)」 ...
【アルファナルおすすめ】美と癒しをくれる中東スイーツ記事7選|デーツ・バクラヴァ・ドバイチョコ
甘いものに癒されたい大人の女性へ。 仕事に、家事に、育児に、、毎日がんばる私たちに必要なのは「少しだけ、心がほぐれる時間」。 中東生まれのスイーツは、ただの甘さ以上に美しさ、豊かさ、そして自分を大切にする贅沢感を届けてくれます。 この記事では大人の女性にぴったりな中東スイーツを厳選してご紹介。 ティータイムのお供に、自分へのご褒美に、心ときめく一品を探してみませんか? ①【美活スイーツ】高級デーツで美と健康を手に入れる デーツは奇跡の果実と呼ばれるほど、ミネラルや食物繊維が豊富。特に世界的にも有名な高級ブランド「バティール(Bateel)」のデーツは甘さも上品で、美意識高めな女性たちから支持されています。 ▶ おいしくてお取寄せ必須!?ドバイ旅行の土産は美容と健康にいいらしい高級デーツ ②【美容と糖質コントロール】デーツを正しく楽しむために どんなに体に良いとされる食品も“食べ方”を間違えたら逆効果。1日何粒がちょうどいい? 太りにくい食べ方は?忙しい30代以上の女性が知っておきたい「デーツ活用術」をまとめました。 ▶ デーツは美容に効果的? かんたんに知っておきたい効能と注意 ③【特別なギフトに】イスタンブール直送の高級バクラヴァ 銀座・松屋でも買える、トルコの名門「ナーディル・ギュル」のバクラヴァ。サクサクのパイ生地と濃厚ナッツの層に、うっとり。ちょっと贅沢な“私へのプレゼント”にもぴったりです。 ▶ トルコ発!でも東京のお土産にぴったり!! バクラヴァの高級菓子ブランド 「ナーディル・ギュル(Nadir Gullu)」 ④【大人のチョコ欲】トルコチョコレートとロクムの誘惑 カラフルで宝石みたいなターキッシュディライト(ロクム)や、濃厚なトルコチョコ。甘さ控えめな大人仕様のスイーツはコーヒーにもビッタリ。見た目でも味わいでも、自宅カフェタイムが格上げされること間違いなしです。 ▶ ドバイチョコの次は「トルコチョコレート」がブームに!?トルコ発の高級菓子ブランド「ディヴァン(Divan)」 ...

ラマダン中の食事のとり方とは? デーツ、サフール、イフタール、、
ラマダン ムバラク!(=ラマダンおめでとう) Sunaoです。この時期、ムスリムの知人や友人にはこの挨拶が欠かせません。もしラマダン期間中にムスリムの方と会うことがあれば、ぜひ「ラマダンムバラク!」と声をかけてみてください。 きっと笑顔になってくれますよ。 さて、今回も前回に引き続きラマダンにまつわる話題。 テーマは 「ラマダン中の食事」 についてです。 【前回の記事】 ラマダンって厳しいの?幸せな1か月の習慣 ラマダンの食事は1日2回 ラマダン中、ムスリムの方々は 日の出から日没まで断食します。 食事の回数は基本的に2回 で、 サフール(Sahur) … 夜明け前の食事 イフタール(Iftar) … 日没後の食事 このようなサイクルで食事を取るのが一般的です。 サフールとは?夜食?早朝の朝食? サフールとは、日の出前に食べる食事のこと。「夜食」と言うのか、、「朝食」と言うにも早朝すぎる。。 まさに夜食と朝食の間の食事という感じですね。サフールのために一度起きて食事を取り、また寝ることもあるそうです。 「断食が始まる前に思いっきり食べてお腹を満たしておくのか?」と思いきや、意外にも軽めに済ませる人が多いとのこと。 イフタールとは?断食明けの楽しみな食事 日没後、ついに断食明け! これが「イフタール(Iftar)」です。ただし、空っぽのお腹にいきなりドカ食いすると胃に負担がかかるため、 デーツ(ナツメヤシ)...
ラマダン中の食事のとり方とは? デーツ、サフール、イフタール、、
ラマダン ムバラク!(=ラマダンおめでとう) Sunaoです。この時期、ムスリムの知人や友人にはこの挨拶が欠かせません。もしラマダン期間中にムスリムの方と会うことがあれば、ぜひ「ラマダンムバラク!」と声をかけてみてください。 きっと笑顔になってくれますよ。 さて、今回も前回に引き続きラマダンにまつわる話題。 テーマは 「ラマダン中の食事」 についてです。 【前回の記事】 ラマダンって厳しいの?幸せな1か月の習慣 ラマダンの食事は1日2回 ラマダン中、ムスリムの方々は 日の出から日没まで断食します。 食事の回数は基本的に2回 で、 サフール(Sahur) … 夜明け前の食事 イフタール(Iftar) … 日没後の食事 このようなサイクルで食事を取るのが一般的です。 サフールとは?夜食?早朝の朝食? サフールとは、日の出前に食べる食事のこと。「夜食」と言うのか、、「朝食」と言うにも早朝すぎる。。 まさに夜食と朝食の間の食事という感じですね。サフールのために一度起きて食事を取り、また寝ることもあるそうです。 「断食が始まる前に思いっきり食べてお腹を満たしておくのか?」と思いきや、意外にも軽めに済ませる人が多いとのこと。 イフタールとは?断食明けの楽しみな食事 日没後、ついに断食明け! これが「イフタール(Iftar)」です。ただし、空っぽのお腹にいきなりドカ食いすると胃に負担がかかるため、 デーツ(ナツメヤシ)...

ラマダンって厳しいの?実は楽しい!ムスリムにとって幸せな1か月の習慣
こんにちは、Sunaoです。 本当はラマダンが始まる前にこの記事を書こうと思っていたのですが、 間に合いませんでした!(2025年のラマダン、すでに始まっております) さて、「ラマダン」という言葉を耳にしたことがある方は多いでしょう。しかし、「ラマダン=断食」と誤解している方もいらっしゃるのでは? 実は、ラマダンとはイスラム教が使うヒジュラ暦における月の名前。つまり、ヒジュラ暦の9月にあたるのがラマダンです。 そして、このラマダン月には約1か月の断食が行われるのですが、「ひと月の間ずっと何も食べないの?」と思ってしまう人もいるでしょう。 実際は、断食するは日の出から日没まで。夜になれば食事ができますし、子供、妊婦、高齢者、病人、旅行者、重労働者などは免除されるそうです。 もし期間中に断食できなかった場合は、後でその分を埋め合わせる必要があるそうですが、周りが普通に食べている中での”おひとりさま断食”はなかなか大変そうですね。(私の勝手な感想ですが) ラマダンは厳しい?それとも楽しい? 日本では「ラマダン=厳しくて辛い」というイメージが強いかもしれません。 でも、アラブ人のムスリムの友人たちは、みんな口をそろえて「ラマダンは楽しく、待ち遠しい。」と言います。実際、空腹感も2~3日で体が慣れてくるのだとか。 では、なぜラマダンが楽しいのでしょうか? それは普段と違うから。 たとえば、日没後の食事「イフタール」。 これが普段より豪華になることが多いそうで、家族や親戚、友人たちと一緒に食卓を囲みます。まるで、日本のお盆や年末年始のような家族団らんの時間。 親しい人たちとの絆が深まる、特別なひとときなのです。 ラマダン中の街の雰囲気 この時期、レストランやホテルでは特別なラマダンメニューが登場し、家族や友人と外食する機会も増えます。 町中やショッピングモールにはラマダンを祝う装飾が施され、ラマダンセールやイベントも盛りだくさん。営業時間も深夜や朝方まで延長され、生活リズムは完全に夜型に。 たとえば、ラマダンセールのテントには「Ramadan Kareem(ラマダン カリーム)」というフレーズが掲げられています。 これは「恵み多きラマダン」「寛大なラマダン」といった意味で、ラマダン中の挨拶としても使われます。 また、イフタールには欠かせないデーツ(ナツメヤシの実)も、特別なラマダン仕様のパッケージで売られています。 日本でいうクリスマスや正月のような、ワクワク感のあるシーズン。それが1か月も続んです。 夢のようじゃないですか? 日中の断食は大変でも、楽しみも多いのです。...
ラマダンって厳しいの?実は楽しい!ムスリムにとって幸せな1か月の習慣
こんにちは、Sunaoです。 本当はラマダンが始まる前にこの記事を書こうと思っていたのですが、 間に合いませんでした!(2025年のラマダン、すでに始まっております) さて、「ラマダン」という言葉を耳にしたことがある方は多いでしょう。しかし、「ラマダン=断食」と誤解している方もいらっしゃるのでは? 実は、ラマダンとはイスラム教が使うヒジュラ暦における月の名前。つまり、ヒジュラ暦の9月にあたるのがラマダンです。 そして、このラマダン月には約1か月の断食が行われるのですが、「ひと月の間ずっと何も食べないの?」と思ってしまう人もいるでしょう。 実際は、断食するは日の出から日没まで。夜になれば食事ができますし、子供、妊婦、高齢者、病人、旅行者、重労働者などは免除されるそうです。 もし期間中に断食できなかった場合は、後でその分を埋め合わせる必要があるそうですが、周りが普通に食べている中での”おひとりさま断食”はなかなか大変そうですね。(私の勝手な感想ですが) ラマダンは厳しい?それとも楽しい? 日本では「ラマダン=厳しくて辛い」というイメージが強いかもしれません。 でも、アラブ人のムスリムの友人たちは、みんな口をそろえて「ラマダンは楽しく、待ち遠しい。」と言います。実際、空腹感も2~3日で体が慣れてくるのだとか。 では、なぜラマダンが楽しいのでしょうか? それは普段と違うから。 たとえば、日没後の食事「イフタール」。 これが普段より豪華になることが多いそうで、家族や親戚、友人たちと一緒に食卓を囲みます。まるで、日本のお盆や年末年始のような家族団らんの時間。 親しい人たちとの絆が深まる、特別なひとときなのです。 ラマダン中の街の雰囲気 この時期、レストランやホテルでは特別なラマダンメニューが登場し、家族や友人と外食する機会も増えます。 町中やショッピングモールにはラマダンを祝う装飾が施され、ラマダンセールやイベントも盛りだくさん。営業時間も深夜や朝方まで延長され、生活リズムは完全に夜型に。 たとえば、ラマダンセールのテントには「Ramadan Kareem(ラマダン カリーム)」というフレーズが掲げられています。 これは「恵み多きラマダン」「寛大なラマダン」といった意味で、ラマダン中の挨拶としても使われます。 また、イフタールには欠かせないデーツ(ナツメヤシの実)も、特別なラマダン仕様のパッケージで売られています。 日本でいうクリスマスや正月のような、ワクワク感のあるシーズン。それが1か月も続んです。 夢のようじゃないですか? 日中の断食は大変でも、楽しみも多いのです。...