東京ジャーミイ ドームの内側

イスラム文化の海外異国情緒を感じる|東京ジャーミイ見学の写真で振り返る

2024年11月15日更新

東京の喧騒から少し離れた場所に、まるで海外に来たのではないかと思える空間があります。
「東京ジャーミイ」というイスラム教のモスク(礼拝堂)です。

このモスクは日本最大級のイスラム教の礼拝堂であり、美しい建造物から文化や異国の情緒を感じることができるでしょう。

この記事では東京ジャーミイを始めて訪れた際の礼拝堂の見学やハラールショップでのショッピング体験を写真とともに振り返ります。

※インターネット・SNS上での写真の公開やカメラ機材を使った写真撮影については事前の許可が必要です

東京ジャーミイとは

東京ジャーミイはもともとロシア革命から逃れてきたトルコ系の移民のために1938年に建てられた礼拝堂で、老朽化による取り壊しにより1998年に再建が始まりました。
2000年に完成し、イスラム建築とオスマン帝国の文化が融合したデザインは圧巻で、その壮麗さは東京にいながらイスラム文化に触れることができる貴重な場所です。

東京ジャーミイ・ディヤーナト トルコ文化センター

訪れると、礼拝場の中はその荘厳な雰囲気に圧倒され、自然と心が落ち着くような気すらします。

また東京ジャーミイはイスラム文化を理解し広めるための文化交流の場としても重要な役割を果たしており、簡単なルールさえ守れば信者でない一般の方も自由に見学して楽しむことができます。

東京ジャーミイの案内

予約や申し込みも不要で、入館料もかかりません。

建物の正面入り口の扉は寄木細工で組まれているものです。

メイン入り口の扉

建物の中に入ると、受付にはトルコの芸術作品やジャーミイの歴史を展示していたり

東京ジャーミイ トルコ文化センター受付
トルコ芸術品

入って左側の待合室にはイスラム文化を感じる装飾品がたくさんあって
細部に視線を送ると何から見たら良いか分からなくなるくらいです。

東京ジャーミイ 待合室
待合室の天井の装飾。
東京ジャーミイ 待合室の天井
幾何学模様の寄木細工の小テーブルがあったり何もかもが魅力的。
幾何学模様の寄木細工の小テーブル
 

フェイスタオル

イスラム幾何学模様
安心の今治産

幾何学模様のフェイスタオル

礼拝場の見学

礼拝場は建物の2階にあります。

東京ジャーミイ 礼拝堂入り口
東京ジャーミイ 礼拝場の扉

土足厳禁、履物は入ってすぐの棚に置きましょう。


礼拝場に足を踏み入れた瞬間、フワァッと広がる空間に圧倒されます。

東京ジャーミイ 礼拝場の中

高い天井、ドームを飾る細かな模様、そして壁を彩る幾何学模様の美しさに、まるで帝国の宮殿にいるかのような気持ちになりました。

窓から差し込む光がステンドグラスを通って礼拝場を照らし出し、幻想的な雰囲気が広がります。

2WAYエコバッグ

イスラム幾何学模様
大容量・マチ機能

幾何学模様のエコバッグ

  

写真で振り返る礼拝場の魅力

礼拝場の正面

高くそびえるドーム : 大きなドームはイスラム建築の特徴的なデザインで内側に描かれた複雑な模様は見上げるたびに新たしい発見があります。

礼拝場のドーム

ステンドグラス : 光が差し込むと、色とりどりのガラスが礼拝堂にカラフルな影を落とし、まるで異世界にいるかのような神秘的な空間が広がります。

モスクのステンドグラス

繊細なカリグラフィ : 礼拝場の壁にはイスラム文化特有のカリグラフィ(文字装飾)が施されています。

礼拝場のカリグラフィ
幾何学模様の装飾 : 建造物にも多くの幾何学模様がデザインとして施されています。
幾何学模様の装飾
螺鈿細工の装飾 : 螺鈿(らでん)細工は貝殻内側の光沢ある真珠層を木材にはめ込んで作ります。
モスクの螺鈿細工

静かで落ち着いた空間の中、私はゆっくりとモスク内を見学しました。
礼拝場にいると、宗教や文化の違いを超えてどこか穏やかな心持ちになるのが不思議です。

これらの写真でも、異国の文化やその神秘的な雰囲気を少しでも感じていただけたら幸いです。

 

ハラールマーケットの紹介

建物の1階にはハラールショップがあります。

ムスリムの方々が安心して購入できるハラール対応の食品や、トルコから輸入されたスイーツやスパイスなど、異国の香りが漂う雑貨などがたくさん並んでいます。

ハラールショップ 入り口
デーツ
ハラールのドリンク
冷凍食品
ハラールショップの雑貨

店内を少し歩くだけでも、「これは何?」と
まるで外国の市場を歩いているかのような気分になりました。

 

初訪問のアドバイス

東京ジャーミイは初めて訪れる方でも安心して見学できる場所です。
ただし、いくつかのマナーを守ることが大切です。

週末には日本語でのガイドツアーも催されています。

開館は年中無休、開館時間は10:00~18:00が基本です。
しかし、金曜日は集団礼拝があるので一般見学は14:30~18:00となります。

毎日数回の礼拝が行われますが、その時間帯は1階の出入り口が閉鎖するなど少しの制約もあります。(その際は外階段をご利用ください)

撮影はスマホによる個人用撮影のみ可能、礼拝中の撮影は避け、他の来館者・信徒の方々が写らないようにしましょう。

写真撮影の注意

服装について、夏場でもショートパンツやタンクトップなど肌の露出が多い服装は避けましょう。

女性はスカーフを用意しておくと便利です。
礼拝場に入る際にはスカーフで頭を覆って髪を隠しますが、スカーフは礼拝場入り口でも無料で借りることができます。

見学の諸注意/東京ジャーミイ・ディヤーナト トルコ文化センター

 

写真撮影は礼拝が行われていない時間帯に行うのがベストです。

ハラールマーケットでは親切なスタッフが気さくに対応してくれます。
商品について質問があれば、気軽に聞いてみましょう。

 

まとめ

東京ジャーミイとハラールショップは、まさに異国情緒を感じられる場所です。
美しい建築と異文化に触れられるこの場所は、東京にいながらも異国の風を感じられる貴重な体験を提供してくれます。

入館や見学に際しては無料で自由に見学できますが、施設内にはいくつかの募金箱が設置されています。
大切なのは金額ではなく支援の気持ちだと思って、私は往訪の度に少しですが入館料代わりの寄付をしています。

最後に、建物の正面入り口を入ったところでは東京ジャーミイのガイドブック(1冊200円)の無人販売もありますので、見ながら見学することもオススメです。

東京ジャーミイ ガイドブック
海外好きの方、ただ美しい建築を楽しみたい方も

ぜひ一度訪れてみてください。

 

今回の記事は以上です。

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