こんにちわ。右京のチューリップブログ続編です。
前回は原種系チューリップの球根掘り上げと保管準備について記録しました。
実はその作業の中でカビや病気らしき痕が見つかり、改めて「球根の消毒」が大切な作業だと痛感しました。
原種のチューリップの球根を |
花を咲かせるには健康な球根が欠かせません。
球根の状態が悪いと葉だけが出て花が咲かないこともあるそう。
そのため掘り上げ後と植付け前の「消毒」はとても重要な工程なのです。
今回は球根の消毒と保管の手順について、初心者目線で実践した記録をご紹介します。
消毒の目的
改めて、球根の消毒には以下のような目的があります:
- 病気の予防:球根に付着したカビや菌を取り除き、健康な成長を促す
- 害虫の駆除:球根に潜む害虫や卵を駆除し、植え付け後の被害を防ぐ
- 健全な発芽:病気や害虫リスクを減らし、元気な発芽と成長を目指す
さっそく実践です。
球根の取り上げと乾燥
前回記事にも書いた通り、花が咲き終わってからじっくり栄養を溜めた球根を丁寧に掘り上げ。
土を落とし水洗い後、しっかり乾燥させておきました。

球根の消毒方法
今回は市販の殺菌剤を使って消毒していきます。
使用した殺菌剤
園芸店で購入した「オーソサイド水和剤80」という粉末タイプの殺菌剤を使用。

楽天市場で購入しましたが、発送もスムーズでした。
希釈と準備
「毒」と言ってもいいものなので、説明書をよく読み慎重に扱います。
チューリップ球根の場合は800倍希釈が目安。
今回はジョーロの水1リットルに対し粉末半分の擦り切れ1杯を溶かして使用。

浸漬消毒
球根は品種別にネットに分けて準備。

殺菌液に15分程度浸漬させます。

同梱の説明書には植物別の希釈や使用法がしっかり記載されており、とても分かりやすかったです。
球根の乾燥と保管
消毒後は乾燥 → 保管の流れ。

新聞紙やキッチンペーパーの上に球根を並べ、風通しの良い場所で数日間乾燥。
その後、通気性の良い紙袋やネットに入れて涼しい場所で保管します。
まとめ|次の春へ、静かな準備
今回初めて球根の消毒作業を実践してみて、改めて「この一手間が来春の花に繋がるんだな」と実感しました。
手間は少しかかりますが、チューリップ好きな方はぜひ今年からでも挑戦してみてはいかがでしょうか?
うまく増やせたら、来春の花壇がもっと華やかになりますよね。
余談|殺菌液のその後
使い終わった殺菌液は希釈して芝生へ散布。
ちょっとした防除対策も兼ねて活用しました。

ちなみに我が家の芝生は、野良の訪問や虫、蜂の巣……と、
「十害あって一利なし」状態(笑)。
将来的に庭をどうしようか、思案中です。
【 INDEX 】
#0 原種チューリップの球根を購入
#1 原種チューリップの球根を鉢植え
#2 チューリップが咲いた
#3 来春のために球根の堀り上げ
#4 球根の消毒と保管まで
#5 球根を育ててみよう
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