原種系チューリップの球根を育てる

原種系チューリップの球根育成に挑戦。来春へ球根の堀り上げと保管 育成記録3

こんにちわ。右京です。

今回はしばらくぶりのチューリップ育成記録。

葉が完全に枯れるまでじっくりと見守り、そのタイミングを待っていました。

4月に咲いてくれた3種類の原種系チューリップたち。 

「来春も咲かせてみたい」という思いから、初めて球根の取り上げと保管に挑戦します。

初心者なりに調べてはみたものの、品種やサイトによって情報はさまざま。

実際にプランターの中で球根がどうなっているのかは掘ってみないとわかりません。

そんな心持ちでの作業記録、良ければご一緒にどうぞ。

原種系チューリップが咲いた!

サイト公開の翌日、チューリップが咲いた 育成記録2


花が咲き終わった後のケア

花がら摘み

花が枯れた後は、早めに花がらを切り取りました。

エネルギーが種づくりに使われないよう、球根に栄養をまわすための大切な作業です。

葉のケア

葉は完全に枯れるまで残しておきました。

緑の葉が光合成を通じて球根へ栄養を蓄えてくれるため、自然に枯れるまで見守ります。

葉も枯れ切った原種系チューリップ

球根の掘り上げ作業

掘り上げのタイミング

葉が完全に枯れた6月末、いよいよ掘り上げのタイミング。

球根がしっかりと栄養を蓄え、休眠に入る準備が整った頃合いです。

掘り上げ作業

1)プランターから掘り起こす

球根の掘り上げを始めると…… まず現れたのが思わぬ「お客さま」。

ススメガ?らしきサナギの抜け殻

どなたでしょう? ここで成虫になって巣立っていったのは・・ 

気を取り直して、球根の掘り出し作業を続行。

チューリップの球根を収穫する

半年前に植え付けたときの姿を思い出しながら、そっと土を崩していきました。

原種系チューリップの球根植え

2)収穫した球根たち

掘り上げた品種:リトルビューティ、ポリクロマ、レディジェーン

それぞれの球根はこちら。

収穫したリトルビューティの球根
収穫したポリクロマの球根
収穫したレディジェーンの球根

親球は消えていて、外皮の中に小さな子球ができているのが印象的でした。

収穫した球根の外皮と子球

球根の洗浄と分球

1)丁寧に洗う

土や汚れを取り除きながら丁寧に水洗いしますが、外皮を剥がしつつ外観の状態を確認していきます。

あきらかに中が空洞になって、軽すぎる子球もありました。

やはりサイズや質に差が出るものですね。

2)分球する

洗いながら、手で簡単に分球。
「数は増えているけれど、どれもかなり小さいな……」というのが正直な感想。

乾燥

掘り上げた球根は、湿気がこもらないようしっかりと乾燥させます。

収穫した原種チューリップの球根

球根の保管|静かな休眠期間へ

乾燥後は、湿気の少ない涼しい場所で休眠へ。

こうすることで腐敗や病気を防ぎ、次のシーズンに健やかに再成長できるよう準備します。

今回は計20個ほどの球根が収穫できましたが、その多くが小ぶり。

来春にどれだけ咲いてくれるかは未知数です。

どうやら球根を太らせるコツもあるようで、もう少し学びが必要そう。

それもまた、次の楽しみにしていきたいと思います。

球根の消毒と保管方法

チューリップ球根の消毒


【 INDEX 】

#0 原種チューリップの球根を購入
#1 原種チューリップの球根を鉢植え
#2 チューリップが咲いた
#3 来春のために球根の掘り上げ
#4 球根の消毒と保管まで
#5 球根を育ててみよう

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