2024年7月30日更新
中東エリアは古代からの歴史は長く、近年では紛争などの悪いニュースが絶えませんが、時の流れにおいて様々な事象が絡み合って現代にいきついています。
悪いイメージに偏りがちな現状を踏まえながら、皆さまに中東に対して新しい視点や違った価値観も持っていただきたい思いから、この記事を書いています。
今回は中東の基本的な定義、歴史と文化について"ひとこと"で簡単に解説します。
目次
●宗教
●政治と社会
多くの方が抱いていると思われる疑問に答える形で理解を深めるきっかけにして頂けたら幸いです。
●宗教
中東にはどんな宗教があるのか?
中東は複数の宗教の発祥地として知られており、エルサレムには次の代表的な三宗教の聖地が存在しています。
イスラム教:サウジアラビアのメッカが最大の聖地。中東で最も広く信仰されている宗教で、サウジアラビア、イラン、イラクなど多くの国で国教となっています。
キリスト教:レバノンやエジプトなどで多くの信者がいます。
ユダヤ教:イスラエルを中心に信仰されています。
イスラム教はどのようにして中東に広がったのか?
イスラム教は7世紀に預言者ムハンマドによって現在のサウジアラビアで創始されたとされています。ムハンマドの教えは迅速にアラビア半島全域に広がり、その後のイスラム帝国の拡大によって中東全域、さらには北アフリカやアジア、ヨーロッパの一部にまで影響を及ぼしました。
イスラム教の教えや習慣について知りたい
イスラム教の基本的な教えはクルアーン(コーラン)と呼ばれる聖典に基づいています。主な教義には以下の五行があります。
- シャハーダ(信仰告白):アッラーの唯一性とムハンマドの預言者としての役割を信じ声に出すこと
- サラート(礼拝):一日五回、メッカの方向に向かって祈ること
- ザカート(喜捨):貧しい人々に対して施しを行うこと
- サウム(断食):ラマダーン月に日の出から日没まで断食すること
- ハッジ(巡礼):生涯に一度、メッカを訪れること
イスラム教の行事にはどんなものがあるのか?
中東では宗教行事が重要な役割を果たしています。イスラム教の主な行事を紹介します。
- ラマダーン:イスラム暦の第9月に行われる断食月で日の出から日没まで断食を行います
- イード・アル=フィトル:ラマダーン終了後に祝われる祭りで家族や友人と食事を楽しみます
- イード・アル=アドハー:イスラム暦の12月に行われる犠牲祭でアブラハムの信仰を記念します
●政治と社会
なぜ中東は紛争が多いのか?
中東は歴史的にも地理的にも戦略的な位置にあり多くの資源が存在するため、様々な勢力が争う舞台となってきました。また、宗教や民族の多様性が複雑な対立を生み出す要因ともなっています。植民地時代の境界線設定や冷戦時代の影響も現在の紛争に影響を与えています。
中東の政治体制はどのようになっているのか?
中東の政治体制は多様で、以下のように分かれています。
-
君主制:サウジアラビア、ヨルダン、クウェートなど
(特定の個人を主権者として国家を統治する体制) -
共和制:シリア、イランなど
(主権は国民にあり、国家元首が国民により選出される体制) -
議会制民主主義:イスラエル、トルコなど
(国民の代表機関である議会が意思決定を行う体制)
それぞれの国で異なる政治体制が採用されており、地域ごとの特性や歴史的背景に基づいています。
「アラブの春」とは何か?その影響は?
アラブの春は2010年から2011年頃にかけて北アフリカ・中東で発生した一連の民主化運動のことです。チュニジアでのデモを皮切りに、エジプト、リビア、シリア、イエメンなどで政権の崩壊や改革が求められました。
この運動は独裁政権の崩壊、政治改革の要求、民主化運動の高まりを引き起こしましたが、一部の国では内戦やさらなる混乱を招く結果ともなりました。中東全体の政治状況に大きな影響を与え、現在もその余波は続いています。
◆宗教、政治・社会編
中東の宗教や政治・社会について簡単ですが私たちの理解や解釈をひとこと解説にまとめました。
次回以降の記事では中東の資源と経済成長、観光名所やその他の文化についてもひとこと解説をしていきます。
お楽しみに。
◆中東の定義、歴史と文化編はこちら
◆資源・経済編はこちら
◆観光と名所編はこちら
そもそも中東とは?、今回のテーマは以上です。
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