こんにちは、Sunaoです。
毎日の通勤だけでも「うだるような暑さ」に文句を言っている私ですが、この夏はわざわざさらに暑い場所へ――“世界で一番気温が高い国”といわれるクウェート、そしてそれよりは少しマシと言われるカタールを訪れてきました。
今回もその旅の続きです。
覚悟の夏休み、”You are crazy”と言われたクウェートの灼熱の夏 |
クウェートへの道のり
日本からクウェートへの直行便はありません。私はいつもドーハ(カタール)かドバイ(UAE)経由で向かい、2カ国を一度に楽しめる旅程にしています。
羽田や成田から夜発の便があるカタール航空やエミレーツ航空はとても便利。仕事を終え、会社近くのカプセルホテルでシャワーを浴びてから空港へ直行します。荷物は事前に宅急便で送っているので、身軽に搭乗。
羽田からドーハまでは約11時間。夜発なので疲れた体にはちょうどよく、爆睡しているうちに到着です。そこからクウェートまではさらに1時間弱。乗ったと思ったらすぐ着いてしまいます。
クウェート入国は到着ビザ(Arrival Visa)でOK。カウンターで名前やパスポート番号、滞在先を記入し、クレジットカードで3KD(約1,500円)を支払えば完了。A4サイズの紙を渡され、それを持って入国審査へ。出国時に回収されるので絶対に失くさないよう注意が必要です。
到着、そして「ガンガン照り」
クウェート国際空港は、ドーハやドバイに比べると小規模でシンプル。移動が少なくスムーズに手続きが終わりました。
外に出ると――
「カンカン照り」では足りない、“ガンガン照り”。
ちょうど正午。湿度は少なめでも、空気そのものが熱気を帯び、サウナに放り込まれたような感覚です。
幸い、迎えに来てくれた友人の車も、ホームステイ先の家もエアコン完備で快適でしたが、数時間後にはその猛暑の洗礼を受けることになります。
フライデーマーケットへ
昼食後、友人宅で涼みながら、友人のSalahに連絡。
彼は値切りの達人で、彼自身もしょっちゅうフライデーマーケットへ行っているので、顔見知りも多く、フライデーマーケットや布の問屋に連れて行ってもらっています。
彼の返事は――
「今日が最終日だよ!行くなら今日しかない!」
到着したばかりですが、せっかくの機会を逃すわけにはいきません。夕方5時半、Salahが迎えに来てくれました。
玄関から車までのわずか20mがすでに地獄。吹いてくる風は心地よさゼロ、まるでドライヤーの熱風を浴びているようです。車の外気温計は48℃。見なかったことにしました。
灼熱の屋外ショッピング
夕方とはいえ、マーケットに着くと依然としてドライヤーのような熱風。敷地は広く、まずはガラクタ市から物色開始です。最終日とあって良い品は少ないものの、その分値切りは効きます。
ただ、暑すぎて集中力が続きません。あとで写真を見返して「あれ買っておけばよかった」と思うものも多数…。
写真も撮りたかったのですが、スマホが熱くなるし、携帯を取り出して写真を撮る気力も失せるほど。
土曜の午後とあって人出は多く、ただでさえ暑い中、人いきれと商品の熱気で“天然サウナ”。サウナ好きにはおすすめですが、私は汗を拭いても拭いても追いつかずでした。
途中、水分補給のために、友人に冷たい水を買ってもらいました。
それもだんだん温まってきて、気づけばペットボトルの水がお湯になっていました。
これはさすがに笑えて来ました。
クウェートの“お湯の水道”
余談ですが、過去に別の友人からこんな話を聞いたことがあります。
真夏のクウェートでは、低所得者の住む集合住宅などの水のタンク(多くが屋上などにある)は、クーラーがついていないので、タンクの水が高温になり、水をひねっても高温のお湯が出てくるので火傷をしてしまうこともあるそうです。裕福な家では、水のタンクの周りにクーリングシステムがあり、キンキンに冷えてはいませんが、(ぬるい)水が出ます。
掘り出し物と感謝
数時間のショッピングの末、目当ての雑貨や布を手に入れることができました。私の買い物に夜8時まで付き合ってくれたSalahには感謝しかありません。
本当はその後、市内の布問屋街にも行く予定でしたが、タイムオーバー。
翌日、またしても半屋外の灼熱ショッピングを体験することになるのでした。
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