アブダビディズニーの妄想図

アブダビに誕生予定のディズニーの新テーマパーク:海外情報から紐解く中東の夢の島

砂漠から生まれる夢の世界が出会う場所

慌ただしい日常から離れ、眠れなくなるほど心が躍る時間を過ごしたい――。

そんな想いを抱く大人の女性たちへ、新たな旅の舞台が中東に誕生します。
アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビに、ディズニーの新しいテーマパークリゾートが建設されるというニュースが世界中から注目を集めていますね。

UAE、ドバイとアブダビの違いは正しく分かる?
ドバイの街

想像してみてください。
文明誕生の時代から砂漠に接し、近代化が進んだ景色と海の美しさ、そしてディズニーが織りなす夢の国が融合したこれまでにない体験を――。

中東の文化が持つ奥深い魅力が新しいパークを通して、来場者にどんなドキドキワクワクを届けてくれるでしょうか。

アブダビディズニーの妄想図
※勝手な想像イメージです

今回は、アブダビのディズニー新施設について、海外の情報と、今あるディズニーパークの例から私たちなりに勝手に期待を膨らませてみます笑

 

アブダビに「世界で7番目のディズニー」が誕生

――その公式発表とは?

新しいディズニーパークの舞台となるのは、アブダビ屈指のエンターテインメント拠点・ヤス島です。

この島は観光客誘致の政策によって高級ホテルが立ち並び、すでに「フェラーリ・ワールド」や「ワーナー・ブラザーズ・ワールド」、「シーワールド・アブダビ」などといった世界的なテーマパークが集積する、まさに「夢の島」。

そこにディズニーが加わることで、ヤス島はさらに魅力的な観光地へと進化するでしょう。

ウォルト・ディズニー・カンパニーの公式発表によると、2025年5月にアブダビの有力な開発企業であるミラル(Miral)グループとの間で、ヤス島に「画期的なディズニー・テーマパーク・リゾート」を創設する契約が締結されました。

これはディズニーにとって世界で7番目のテーマパークリゾートであり、中東地域では初めての進出となります。

ウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガーCEOは、公式プレスリリースの中で「芸術と創造性を尊重する文化が豊かなアブダビに、エキサイティングなディズニー・テーマパーク・リゾートを建設する計画を発表できることは、当社にとって非常に感激する瞬間です。」とコメントしています。

 

「本物のディズニーらしさと、エミレーツの独自性」

――異文化融合が生む、新たなテーマパークのかたち

公式発表で強調されているのは、このパークが「本物のディズニーらしさと、明確なUAEの独自性(authentically Disney and distinctly Emirati)」というコンセプトを持つことです。

エミラティ(Emirati)とは「アラブ首長国連邦の特色や現地の人」と訳せるのではないでしょうか。
まさに夢のディズニーと現地の文化の融合と解釈できると思っています。

役割として、現地観光開発のクリエイターともいえるミラルグループが開発・建設・運営を担い、ディズニーはそのクリエイティブデザインと監修を担当するということで
これにより「最も技術的に進んだパーク」となる見込み。

また、従来のディズニーパークに見られる「中央に城を据える」形式をあえて破り、海岸沿いに“エルサの宮殿”を彷彿とさせる氷の城がアイコンとなる可能性もあるようです。


アブダビディズニーの妄想図
※勝手な想像イメージです

開業時期について、米メディア「The Wrap」によれば設計に約1~2年、建設に4~6年を要すると見込まれており、オープンは2030年代初頭になると予想されています。

この計画発表に至った現状の構想は、どこまで進んでいるのでしょう。

ここに出ているキーワードをつなぎ合わせて想像するだけでも、既存のディズニーリゾートとは違った体験ができそうでワクワクしませんか?

 

期待される体験──文化とテクノロジーが融合する場所へ

この新しいパークが「本物のディズニーらしさと、明確なUAEの独自性(authentically Disney and distinctly Emirati)」であることを掲げていることも、これまでの海外ディズニーパークの成功事例からも高い期待しかありません。

日本のディズニーリゾートの特長といえば

例えば、日本のディズニーリゾートの独自の特長として、オリエンタルランドがライセンス契約のもとで独自に運営し、ゲスト(来園者)の嗜好やニーズに徹底的に応える戦略を取っています。

キャスト(従業員)の皆さんのホスピタリティ、パーク設備の清潔さや美観が常に美しく保たれる「おもてなし」が高く評価されているのもこのためです。

またディズニーシーは「海」をテーマに独自に設計されており、「お城」ではない点も注目ポイント。

ディズニーランドを初めて訪れた時には誰もが感動するガラス製の巨大屋根が設置されたワールドバザールも、悪天候でも気分よく楽しむための他にはない工夫です。

お菓子やぬいぐるみのなどの販売商品は中国人観光客の爆買いで話題になったこともありますが、これも日本で豊富な日用品やお土産文化に合わせて充実しています。

お隣の上海ディズニーランドでは、中国の伝統的な縁起物の「十二支」をディズニーキャラクターで表現した「ガーデン・オブ・12フレンズ」や、中華グルメを楽しめる飲食店が多く設けられていたりします。

アブダビのディズニーパークでは、以下のような体験が期待できるのではないでしょうか。

中東の物語や伝説との融合

『アラジン』など既存の作品に加え、中東に古くから伝わる神話や物語が、ショーやアトラクションに取り入れられるかもしれません。

 

イスラム幾何学模様と現代建築の調和

建築デザインには美しい幾何学模様が取り入れられ、アブダビの先進的な美しさとの融合が楽しめそうです。

中東では身近すぎる
イスラム幾何学模様
幾何学模様の外観


砂漠環境を活かしたアトラクション

日中の暑さ対策として広範囲な屋内施設や日よけ設備が整えられる一方で、砂漠の気候や海沿いの自然環境を活かした設計が考えられます。

 

地元の食文化との出会い

デーツやスパイスを使った中東ならではのスイーツや料理が”ディズニーマジック”によって進化するでしょう。

美と癒しをくれる
中東スイーツ記事7選
バクラバとコーヒー

 

アブダビ旅行とAl-Fanar商品で、旅も暮らしも心豊かに

アブダビへのアクセスは日本からも良好です。
直行便のほか、乗り継ぎ便でも比較的スムーズに訪れることができます。

ヤス島はザイード国際空港からの距離も近く、観光インフラも整っているため、中東が初めての方でも安心して気軽に楽しめそうです。

やはり、新しいディズニーパークの誕生はアブダビを訪れる大きなきっかけとなりそうですね。

テーマパークだけでなく、ヤス島にはビーチ、高級ホテル、ショッピング施設など多彩な魅力が詰まっています。

そして、の準備には私たちの「和と中東が融合したアイテム」もおすすめです。

イスラム幾何学模様のエコバッグやアラビア文字のカリグラフィ製品、らくだをモチーフに取り入れた布巾など、旅を楽しく演出しつつ安心を添えてくれるでしょう。

Al-Fanarロゴ

ショップへ

実用的なアイテムだけを取り揃えているので、帰国後も旅の余韻を思い出して楽しむことができます。

 

夢と文化の交差点で、心を躍らせるひとときを

少し気の早い話ではありますが、

アブダビに誕生する新しいディズニーパークは、単なるエンターテインメント施設ではなく、中東の文化とディズニーの夢が織りなす、新たな世界交流の場となることは間違いありません。

アブダビディズニーの妄想図
※勝手な想像イメージです

私たちも引き続き中東の魅力や、そこに息づく美しい手仕事の商品やモチーフを通して、皆様の暮らしにくつろぎとゆとりをお届けできることを願っています。

ディズニー新パークの開業の折には、私もアブダビ・ドバイを訪れ、その魅力を肌で感じてみたいですし、それまで妄想を膨らませて楽しみに待つことにしましょう。

 

今回のお話は以上です。

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