Sunaoです。 こんにちわ。
中東の人たちは家族のつながりをとても大事にしています。
今回紹介させて頂くカタールの友人宅で過ごした時のエピソードから感じていただけるのではないでしょうか。
日本とは違うカタールの金曜日
カタールでは一般的に金曜日と土曜日が休日です。
イスラム文化では休日である金曜日には大切な金曜礼拝が行われます。
カタールで「週末」といえば金曜日と土曜日なのです。
そして、カタールをはじめとした湾岸アラブ諸国では毎週金曜日はFamily gathering day (家族の集う日)としているのが一般的だそうです。
一族大集合の食事会
そんな感じなので、友人宅でお世話になっていた期間の金曜日、
その家庭でもランチに合わせて親族全員集合でした。
(お嫁さんは実家に帰って自分の家族と過ごすそう)
昔は子供の数が多くて10人兄弟というのもざらにありますので、その子供達まで来ると集まる親族の人数は半端ないです。
日本では親戚が集まる機会といえば、せいぜい冠婚葬祭と、お盆やお正月くらいじゃないでしょうか。
それが毎週金曜日、参加必須ではないにしても、ちゃんと皆が集まるので毎週大パーティーが開かれます。
小さい子供ははしゃいで走り回って、アラブ人はとにかく声が大きいのでとても賑やかです。
ちなみに、この友人宅では女性と男性が分かれていることが多いです。女性は家に集まり、男性はマジュリスという別宅に集まっているそう。
ランチ前のおやつ
友人宅では、ランチスタートは遅めの14~15時頃です。
お祈りを終えた昼すぎから徐々に親族が集まり始め、コーヒーや紅茶、サンドイッチやデーツ、ちょっとしたスイーツを食べながらおしゃべりをして、胃のウォーミングアップ、、ランチを待ちます。
私はこの軽食を食べてしまうとランチが食べられなくなってしまいますので、毎回控えめに。
ランチスタート
そして写真はランチの様子。
大量の大皿料理が並べられます。
こちらはスフラという敷物を床に敷き、床で食べる伝統的なスタイルです。
(画像が粗くて分かり難くてごめんなさい)
スフラの上では、みんなでフラットに食べるんです。
日本のように「いただきます」も何も言わず、それぞれが自由気ままにスタートすることにはなかなか慣れませんが、
みんな座ったら勝手に食べはじめています。
ちなみにごはんは手で食べます。
これがまた難しくて、、私はどうしてもボロボロこぼしてしまいます。
やはり家庭料理はおいしいし、スパイス料理なので食欲増進、
驚くほど食べてしまうんです。
私は大体最後まで一人で食べています。
「お皿に盛られた食事は残しては失礼」と思い(現地ではそんな文化やルールは無いようですが)最後まで残さず食べます。
何回か経験してからは、自分でよそわせてもらっています。
ランチ後のおやつ
そして、ランチを食べ終わると別のリビングルームに移り、また紅茶やコーヒー、デザートを食べながらおしゃべりを楽しみます。
しかし今食べたばかりなのに、、もう食べ物が入るスペースはありません。
飲み物一滴も入らないくらい私は満腹です。
ディナー前のおやつ
そして重いランチもデザートも消化されていないのに夕方です。
17~18時頃になるとまたおやつや軽食が出てきます。
本当にもう何も入りませんが、みんなひたすら食べ続けています。
その間もずっとずっとおしゃべりをしているのですが(何を言っているのかはわかりません)
みんな大声だし、それにすごいエネルギーを使うのでしょうか。
自由に解散
特に夏ですが、カタールは日が暮れるまでとても暑いので、日中は家の中にいるかエアコンがガンガンに効いている近所のショッピングモールでウィンドウショッピングなどをしたりして過ごしています。
最後の17~18時の軽食、デザートが終わると、
それぞれが自由に動き出し、ドライブに行ったり外出して、
家に集まっていた家族たちは散っていきます。
ディナー
そして21~22時頃には夕食です(笑)
理由はわかりませんが、お昼は米料理、夜はパンを食べるのが一般的だと聞きました。
いずれにしてもですよ、もう常に胃がパンパンな金曜日なのでした。
今回のお話は以上です。
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