コーヒーを毎日の生活に欠かせないものとして楽しんでいる方も多いでしょう。
健康維持法として毎朝1杯のコーヒーを飲んでいらっしゃる方もあります。
コーヒーが広まった地のひとつとして知られるのがアラビア半島南端に位置する国であるイエメンです。
イエメンも長い歴史と豊かな文化を持ち港街の名前から世界中に名を広めた「”モカ”コーヒー」の生まれ故郷としても有名です。
イエメンの基本情報と特徴
地理と歴史
イエメンはアラビア半島の南端に位置し、紅海とアデン湾に面した国です。
その地理的位置から古代より交易の要所として栄え、多くの文明が交差する地となりました。
人々と生活
イエメンの人々は親しみやすく生活の多くがイスラム文化の価値観と結びついています。
モスクでの祈りや家族との時間を大切にし、伝統的なライフスタイルを守っています。
モカコーヒーの歴史
モカ港とコーヒーの発祥
コーヒーの名前「モカ」はかつてイエメン南西部にあった港町「モカ(Mocha)」に由来します。
この港は16世紀から18世紀にかけてコーヒーの輸出の中心地として世界中の商人たちが集まる場所でした。
モカコーヒーの特徴
イエメン産モカコーヒーはその独特の風味で知られています。
- チョコレートのような香りとフルーティーな酸味を兼ね備えた複雑な味わいが特長です。
- コーヒー豆は標高の高い山岳地帯で栽培され、自然環境の中で時間をかけて成熟します。これにより、他の地域のコーヒーにはない深みのある風味が生まれます。
現代において
イエメンは現在、内戦や経済的な困難に直面していますがコーヒー文化は守り続けられています。
- 小規模農家が伝統的な方法で栽培を続け、世界中のコーヒー愛好家たちにその価値を届けています。
- フェアトレードや国際的な支援がイエメンのコーヒー産業の維持に貢献しています。
ドリップバッグコーヒーの淹れ方
ドリップバッグコーヒーの入れ方・飲み方にひと手間加えます。
楽しむ香りが増すとともに洗い物も増えますが、このひと息は格別なものでしょう。
今回のドリップバッグはこちら。
頂きもののイエメンコーヒーです。
手順
①開封します
②ドリップバッグのコーヒー粉を一度容器にあけます
(都合のよいコーヒーポットが無いのでティーボトルで代用)
③ボトルにお湯を注ぎ入れます
ポイントはお湯を注ぐと泡が出てガスが抜けます。
コーヒー粉とお湯が馴染んでコーヒーが出てくるのです。
④軽くかき混ぜて蓋をして1分ほど蒸らします
⑤空のドリップバッグをカップにセットします
⑥蒸らしたコーヒーを注ぎ入れ、フィルターで濾(こ)します
⑦淹れたコーヒーを味わいます
サイフォンで淹れる際にはコーヒー粉がお湯に浸されますが、それに近づいた感じです。
浸漬されますが、余計なガスが抜けてコーヒー粉とお湯が馴染みます。
モカコーヒーの試飲
チョコレートやフルーツの酸味という評判の風合いですが、ひと口でスッと感じることができませんでした。
二口目は口に含んで少しジックリと味わってみました。
すると、確かにコクのようなものを感じ、これがチョコレートに例えられるのか?その後に酸味を感じ、「この感じか!」という感覚でした。
苦味は少ないので、コーヒーの苦みを期待している人の好みではないかもしれませんが、ゆっくり飲むと贅沢な味わいとひとときが楽しめます。
私はコーヒーを飲む習慣はありませんが、たまに飲むとその魅力を感じることができました。
今回の記事は以上です。
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