こんにちわ、Sunaoです。
皆さん、「中東のスイーツ」と聞いて思い浮かぶお菓子は何かありますか?
食べたことがある方なら、まず「極甘」な味わいを思い浮かべるかもしれません。
そう、日本では考えられないほど甘いのが特徴ですが、
その分、忘れられないほどの絶品、味わいもあります。
最近では日本でも「バクラワ(バクラバ/バクラヴァとも)」が知名度を上げてきていて、お店で見かけたり手に入りやすくなり嬉しい限りです。
大手コンビニチェーンで「バクラバ風くるみパイ」が販売されたことがあったり、海外食品を揃えるお店でもバクラヴァが売っていたことがありました。
さて、今回は私の大のお気に入りの推し中東スイーツ「クナーファ」についてご紹介したいと思います。
クナーファは、パリパリとした麺のような生地の中にとろけるチーズを詰め込み、甘いシロップをかけたデザートです。
そのユニークな食感と濃厚な甘さと塩味が絶妙にマッチして、食べると虜になる美味しさです。
初めてのクナーファ体験
私が初めてクナーファを食べたのは、東京・神田にあるアラブ地中海料理「Al-Mina」というレストランでした。
そこで出会ったクナーファは驚きの美味しさで、それからというもの、くりかえし足を運ぶほどのお気に入りになりました。
クナーファってどんなスイーツ?
クナーファは地域によって少しずつレシピが異なり、フィリング(中に詰める具材)もバリエーション豊かです。
ヤギのチーズ、クリーム、カスタードなど、地域やお店ごとに個性があり、食べてきたものはどれも美味しいです。
ちなみに、トルコでは「キュネフェ」とも呼ばれています。
イメージのためにクナーファの作り方をざっくりお伝えすると、、
「カタイフ」という細い麺状の生地を鍋に敷きつめ、その上にチーズをのせて焼きます。
焼き上がったらひっくり返してさらにカタイフを焼き、たっぷりのシロップをかけて仕上げます。
最後に砕いたピスタチオをトッピングすれば完成です。
温かいチーズと甘いシロップの組み合わせも病みつきになります。
中東各地で楽しんだクナーファ
例えば、クウェートの友人宅でいただいたクナーファは、カタイフが赤い着色料で鮮やかに彩られていて、見た目からワクワクする一品です。
(友人宅にクナーファ職人を呼び寄せて作ってもらいました)
この友人宅でのクナーファはいつも赤い色が映えさせます。
トルコで食べた「キュネフェ」は、友人が「ぜひ食べてほしい!」と連れて行ってくれた専門店でいただきました。
シロップの量が多いのか、しっとりで柔らかい。
夕食後の夜10時過ぎに楽しむデザートは、食べる時間や消費カロリーさえ気にしなければ贅沢そのものです。
ピスタチオがふんだんに使われていて、まさに特別なひとときで美味しかったです(笑)
そして、これはヨルダンのスイーツショップで。
中東では老若男女問わずに甘いものが好きな人が多いですが、それはお酒を飲まないからとも言われています。
砂漠でも食べたBBQクナーファ
さらに貴重な体験のひとつがバーベキューで食べた屋外クナーファ。
「BBQで焼いて作るクナーファが売ってたから買ってみたよ!」
と、クウェートで友人家族と砂漠でバーベキューをしたときのことでした。
ケバブを焼いた後の炭火で焼いたクナーファにシロップをかけていただきました。
雄大なシチュエーションは最高でしたが、お味については
「わざわざ砂漠で食べなくても、街の美味しいクナーファがいいね」
と笑い合う結果に(笑)
ぜひクナーファを味わってみて
私がよく旅する中東で、特にカタール、クウェート、UAE、トルコにはクナーファの専門店もたくさんあります。
カフェやレストランでもデザートにクナーファを提供しているお店が多く、これもひとつの楽しみです。
まだクナーファを食べたことがないという方は、中東でも他の国でもレストランで見かけたらぜひ一度試してみてくださいね。
その極甘な味わいととろけるチーズの組み合わせに、きっと魅了されるはずです。
中東各地で食したクナーファの記事は以上です。
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